昔1度同じタイトルで書いた記憶もあるのですが、時代はすすんでいて、金融機関の対応にも変化が生じてきやすい時期なので、再度注意喚起がてら書いておくことにします。
結論から言うと金融機関とは、『最低限の利用で、アドバイス等は聞くな!』というスタンスです。
前から変わっていませんが、ラップ口座やらファイナンシャルアドバイザリー契約やらが流行りだしているので、再度詳細を書いておきます。
最低限の利用とは、自己都合の利用のみ
- 銀行・・・預金、住宅ローン(無いにこしたことない)機能
- 証券・・・株式、投信信託売買機能
極論すれば、上記機能以外の自己都合機能(IPO、クロス取引、マイクロファイナンス、不動産投資融資等)は、ある程度の経験値を積むまで控えた方が無難です。
銀行だけでも済む人は済みますが、これからは証券機能を活用しないと厳しい。
一定以上の知識を積む目的で、株式・投資信託といった商品を少額から購入していった方がいいでしょう。
買い方も、手数料を極力抑えて(総額の0.3%以下)購入すべきです。それ以上手数料がかかる商品は、証券会社側の利益目的商品と考えておけばOKです。
先方都合のサービスは使わない方がいい
重要なので再度言い換えておきます。『金融機関都合の商品は買うな!』です。
若い子にお金のアドバイスをする場合、まずこれをアドバイスするでしょう。
私はアドバイスを聞いて損失を出した身なので、反面教師にしましょう。
痛い目見る前にアドバイスしとくとすれば、まずこれというアドバイスです。
金融機関には入りませんが、無償のFP(ファイナンシャルプランナー)も使わなくてもいいです。
無償=どこかからお金を貰って、活動していると判断すればいいです。普通は、保険会社から成約フィーをもらって、生計をたてます。
どうしても使うなら、有償の信頼できるFPに依頼する必要があるでしょう。有償でも、最初は信頼できるか分からないかもしれませんが・・・
金融機関も業績悪化で大変
話は戻りますが、金融機関から奨められる商品はロクな商品がありません。
総資産◯億円の富裕層向け専業コンサルアドバイザーとかは別ですが、銀行窓口対応等でお金の相談は絶対してはいけません。
運用等の提案を受けますが、それならその銀行に預金していた方がマシな商品が多いです。実際、相談される側(銀行側)にたてば分かりますが、『銀行が利ざやを稼げる商品提案』が優先されます。
最近、銀行が花形産業から斜陽産業に移行しつつあります。フィンテック企業に押されて、本来の融資事業もそちらに奪われかねない状況になりつつあります。
大きな収益源であった国債に関しても、マイナス金利が続いており、利ざやが稼げない状況が続いています。
利益が稼げない銀行は、余裕がなくなるので、余計に顧客にとっていらない商品(銀行が利益を稼げる商品)を提案されがちになります。
大きな遺産や大金を稼いだ時に、金融機関がワラワラと寄ってきますが、そういう時が一番危ないです。
気が大きくなっていて、自分に不利な商品を提案されるのがオチです。ウマい話には裏があるではないですが、そういう時は一度立ち止まって、何もしないというのもいいかもしれません。
お金は逃げないので、落ち着いて考えましょう。
投資に関して
投資に関して言えば、年齢が若い場合で投資勉強するよりも本業で稼げればという方であれば、国内50:米国50のインデックス積立投資で十分です。
国内TOPIX:米国S&P500のインデックス投資を50:50で10年くらいかけて分散投資するだけでも大分違います。
『国内TOPIX インデックス投資 ノーロード』『米国S&P500 インデックス投資 ノーロード』とかでググッて、手数料が安いノーロード投信を積立設定して、後は放ったらかしで60歳までというのが、資本経済上合理的な考え方です。
最初は少額からはじめて、徐々に増やせばいいでしょう。
年齢が高め(50歳後半以降)な方は、ご自身の保有資産との相談になります。
完全に守りに入れる資産が築けていれば、無理して投資する必要もありません。なければつみたてNISA等を使用して、少しずつ投資していったり、働く年齢を伸ばす検討をする必要があるでしょう。
原則:金融機関都合の言うことを聞かないようにしよう
金融機関に関しては、金融機関都合の言うことを聞かず、自己都合目的にのみ活用しましょう。
昔は銀行と言えば、花形就職先でしたが、最近では学生も敬遠しがちになってきています。それだけ稼げなくなっている企業なので、付き合う方も十分注意が必要です。
昔に銀行について書いていました。
参考銀行との上手な付き合い方
金融機関を断捨離した記事です。
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