今年から、未来の我が子達用のコンテンツを増やしていこうと考えています。
この記事もその一環なのですが、子ども達に向けて『こうしたらどうだろう・こうなったら嬉しいな・こういう考えもあるよ』というのを1つのテーマを元に語っていきます。
人生100年時代に、半分も生きてない若造が何を言っているのかと思う方もいるでしょう。まぁ私的なブログですし、子ども達向けというごく内輪な世界で、変なことを叫んでいるくらいに受け取ってもらえたら幸いです。
第一回のテーマとして、〈お金〉を中心に取りあげます。
ブログタイトルにもなっているお金です。
現金・クレジット・スマホ決済・仮想通貨どんな形態になったとしても、あなた達に密接に関連しているはずです。
お金とは、そもそも何だろうか?
お金とはそもそも何なのか?
「お金はお金でしょ!」という声が聞こえそうですが、お金と言っても古代では石のお金から、金貨・銀貨といった貨幣もありますよね。紙幣になったのは、印刷技術が発展した近代以降です。
ここでは、石のお金から紙幣まで全体のお金というモノについて、考えていきましょう。
対価性能が高い
お金で始めに思いつくのは、お金=物質・サービスの対価としてでしょう。
高級バックを買ったから10万円、焼き肉を食べて5,000円。
色々な対価を受けるために、お金が欲しい!お金を稼ぎたい!と思うかな?
お金はやり方次第ですが、物質・サービスの対価としやすい。
お金は、『対価性が高い』=交換の手段と言えます。
汎用性能が高い
お金というモノが無い時代。
物々交換がメインだった時代では、トマトを持っていてナスが欲しい人が、トマトと交換可能なナスを持っている人を探す必要がありました。
両方の希望が合えば交換成立ですが、中々条件に合う人を見つけるのは難しい。
その点で、交換をカンタンにしたのがお金。お金というモノサシを経由することで、交換が成立します。
お金は、『汎用性が高い』=価値の尺度と言えます。
汎用性・・・ひとつの用途だけではなく、さまざまなことに広く利用、応用できる性質
貯蓄性能が高い
一般的なお金は、石・金・銀・紙といった物質でできていますが、腐りません。
腐らないということは、いつでも支払いに使用できるということです。10分後に使用しても、10年後に使用しても、※同じ量のお金として通用します。
お金は、『貯蓄性』=価値の保存が高いと言えますね。
※量としては通用するけど、質は別ですよ。
参考1000万貯める方法 貯めたいなら四の五の言わず100万貯めて下さい。
現代のお金はみんなの幻想が生んでいる
あなた達は学校で習ったはずですが、お金というのは信用=幻想で成り立っています。
昔は、金本位制と言ってゴールドの保有量以上のお金は刷れなかった=ゴールドと交換できた所、途中から交換できなくなりました。
歴史的には、ブレトン・ウッズ協定からニクソンショックまでの経緯をたどる訳ですが、この辺はググッてみて下さい。
「実物資産は金!」というCM(古いか・・)がありましたが、実物資産の裏付けが無くなった訳です。そうなると、別の裏付けが必要です。ここで国家という言葉が出てきます。
各国の信用に基づいて、お金の価値を維持している訳です。
なので、国の信用が何らかの形で失墜すると、お金の価値が下がります。これが行き過ぎると、ジンバブエやジンバブエといった国で起こっているハイパーインフレになります。
ハイパーインフレ・・・お金の価値が極端に下がって、モノの対価として大量のお金が必要な経済事象
国が信用を担保している訳ですが、国の信用って何なんでしょうね?
経済・雇用・軍事等色々な要素がありますが、最終的には国民の「衣食住」を担保できるかにかかってきます。人間の根っこの部分、生存本能を満たせるかどうかがカギになります。
この土台部分と言ってもいい部分を、満たせなくなるor一部満たせなくなると国の信用はゆらぎます。
みんなが国は自分たちを守ってくれる=国の信用がある=貨幣の信認となるので、信用は非常に大事な要素です。
偽造が重罪の理由
信用が大事ということは、紙幣の偽造が重罪になるというのも分かるでしょう。
日本でも、通貨偽造罪という刑罰で「無期または3年以上の懲役刑」とさだめられています。刑罰としては重罪の方で、執行猶予は付いたとしても重い量刑になりやすい犯罪です。
それだけ国が、紙幣というものの価値(幻想)を維持するのに必死な訳です。
偽札が、出回った世の中を考えればわかりやすいです。世の中が偽札だらけになったら、誰がすき好んで物やサービスを提供するでしょうか?
価値が無い偽札と交換して、その後偽札と判明するとお札は無価値になります。
国としては信用を守る上で、是が非でも偽札は排除しなければなりません。そのため、偽札を作らせない=厳罰化するという形がなりたつのです。
後、もう一点。お金を印刷するだけで、国の利益(貨幣発行益)を維持するためでもあります。
1万円札を1枚印刷するのに必要な代金しっていますか?答えは、約20円です。
日本銀行がお金を印刷する訳ですが、1枚印刷するごとに9,980円の利益が出ます。これを貨幣発行益というのです。(厳密には、日本銀行の負債)
1枚するだけでそれですから、何万枚と印刷すればおおきな利益になります。
こんなオイシイ商売他には無いので、国は絶対にてばなさない訳です。
基本的にはお金の価値は下がっていく
お金とはなにか?・お金はみんなの幻想が生み出していると、話してきました。
続いて、お金の価値は上下するけど、お金の価値は下がっていくです。
1年前より、物・サービスが高くなった・安くなったとか実際目にしているはず。これは、お金の価値が上がったり、下がったりしているわけです。これは国の信用・経済状況・為替等色々な要因が組み合わさって、お金の価値が上下します。
ただし、基本的にはお金の価値は下がる(物・サービスの価格が上がる)=インフレ状態が続くとみておきましょう。逆にデフレだと、お金の価値は上がります。
『失われた20年』と日本での20年デフレはありましたが、軽いインフレ状態が経済成長には欠かせません。少子高齢化でお先まっくらとさけばれていますが、現在の低成長を維持するのにも成長していかないと維持できなくなります。
この前提で知っておいてほしいのは、お金を貯めておくだけだとお金は減っていくという事実です。例えば、今日200円で買えていたジュースが、2年後250円する場合、200円のままでは買えなくなります。価値が減ることになります。
デフレなら逆に買える物が増えますが、お金を得る職を失っているかもしれません。
国というのは、国民を食べさせていく必要があるので、軽いインフレ+緩やかな経済成長=雇用創出=政情安定を好みます。デフレ+経済減速=雇用不安定=政情不安定な状態を好き好んで選択するマゾはいない訳です。(過去どこかの国がマゾっていましたが・・・)
お金の価値は上下するけど、長期的には下がるとおぼえておきましょう。投資なんかも、最低限は覚えていきましょう。
まとめ
- お金とはそもそも何か?
- 現代のお金は幻想が生んでいる
- お金の価値は下がっていくの
3つのお金にまつわる話をしてきました。
中学~高校生向けに書いたけど、難しそうならもう少し大人になって読むか質問してね。A◯Bなんてグループ知らないかなぁ・・・
お金に関しては、色々と書きたいことはあるんだけど、今回は基本的なところを話してみました。お金のテーマはまだまだ書き足らないので、続きをまた書きます。
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