リーマンショック後の2011年~2012年くらいから投資を始めましたが、色々な投資法を実戦してきました。
当時は、最適解(インデックス投資)なんて知らなかったので、日本小型株の一本釣り打法でアクセクしていました。
それはそれで学びが多く、市場自体も最高の10年間だったので、下手なりに資産を増やせました。
2020年12月現在、ダウ平均30,000ドルをチャレンジしているワケですが、2009年からショックを挟みながら、長期上昇中です。
そろそろ感は出てきていますが、大規模金融緩和の下支えでもうしばらく延命しそうな状況です。
それは置いておいて、この約10年間市場にとどまれたことは幸運以外のナニモノでもありませんでしたが、そろそろ次をかんがえる時期にきていることは確かです。
次をかんがえると言っても、別段変わったことをするのではなく、『システム化と市場にとどまる』ことが超重要ですよということを書いていきます。
感情に引っひっぱられると大概ウマくいかない
まず何故システム化が必要かと言うと、人間の感情を極力いれないためです。
投資は、『感情』にひっぱられます。
それぞれ感じ方は違いますが、上げ下げにみんなが一喜一憂しているのも、その一環です。
日経平均株価が20,000円突破・ダウ平均株価が30,000ドル突破といったニュースが話題になるのも、多くの人がこういった指数に感情を左右されるためです。
逆に、一日に株価が○千円落ちたといった暴落も話題になります。
話題になるので、ニュースになるのですが、まぁこういうニュースを見ると人の感情はゆれうごきます。
我先に買いに走ったり、売りに走ったりとしたくなるのが、人の性
そういった時に人と同じ方向で動くと、たいがいウマくいきません。
逆張りも逆張りで、感情的に動くと、こちらもウマくいく確率が低くなります。
『感情』というのは、人間の持つ特性の1つですが、投資に限ってはある程度おさえる必要があります。
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トレードのシステム化
そこで重要になるのが、トレードのシステム化です。
システム化と言っても色々な方法があります。
一番カンタンなのは、インデックス投資の積立投資です。
これは、売買手数料無料の投信(手数料も安いやつ)を毎年・毎月・毎日投資設定して放ったらかしておけば、後は入金さえしておけばシステム化完成です。
つみたてNISA・IDECOといった枠を使うだけなら、これで十分です。
逆にあれこれ投資対象をとっかえひっかえすると、うまくいきません。
上記の非課税枠を使いきって、その後を考える際にも、システム化が重要です。
色々な投資手法(インデックス投資・高配当投資・小型株投資・仮想通貨・実物資産等々)がありますが、感情にまかせずに、システマティックに投資を行った方が結果がついてきすいです。
インデックス投資以外の選択は、色々な諸条件〈個別事情〉があるので、システムが組みにくいところですが、極力感情をつかわないシステム化をめざしましょう。
そうなると、最近はやりのロボアドとかがいいのですが、まだまだ手数料が高い(年1%超)なので、低コスト化(年0.2%)した時は選択肢に入るかもしれません。
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市場にとどまること
投資方針が何であれ、市場には必ずとどまっておきましょう。
どんだけ高いと思っても、そこからよく上昇するのが市場という性質です。
逆もよくあり、含み損を売って市場から抜け出そうと考えるのもNGです。
反転上昇して、結局市場に置いていかれるのがオチです。
市場は、誰にも絶対読めません。
どんな時であっても、市場にとどまり続けることは超重要です。
市場からお金をひきあげるときは、緊急時or老後の取崩し期のみが一番です。
どうしても余剰資金でまかなえきれず、そのお金が明日必要!なら、引き出しましょう。損得関係抜きにです。
かんたんに聞こえるかもしれませんが、難しいこと
あなたたちが成人した時に、市場が暴落モードor楽観モードかは分かりません。
10年経験してきて、損得を出しながら実感したことなので、ある程度マトを得ていると思います。
『システマティックに感情を抑えて、市場にとどまり続ける』かんたんに聞こえますが、あんがいというかかなり難しいコトです。
人間=感情の生き物なので、ある程度は感情を許容してやる必要があります。
一番儲かっている口座が、既に亡くなっている方の口座というのは有名な話です。
ゆめゆめ忘れないようにして下さい。
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