どんなジャンルでも言えることですが、自分が「無知」だと認識するのは恐ろしく難しい。ある程度知っているジャンルであればあるほど、「無知」を認めるのはできずらいし、認めたくないという気持ちが発生します。
今回はジャンルを限定して、投資の「無知」について考えます。
結論的には、投資の場合「無知」を認識して、埋める作業を延々としていかないと自滅するというお話です。一部の例外を除いてです。
投資の『無知』問題
- 知る必要性が薄く、知らなくてもいい情報
- 絶対知っておかなければならない定石情報
- 両者の中間に位置する情報
投資の場合以外でも上記①~③の問題はありますが、圧倒的に③が多いです。
②の定石情報というのは、システマティックにインデックス投資をする場合以外は、ほぼ当てはまらないとってもいいでしょう。
逆に言うと投資問題なんて面倒くさいこと断固拒否!というのなら、毎月一定額を低コストインデックスファンドに積立投資をするのが定石となります。
となると、この問題が終わってしまうのですが、それくらいの定石回答があるというのは頭に置いておきましょう。
国債からめたりとか方法はありますが、本節では割愛。
インデックス投資以外を選択する場合、前述した通り、圧倒的に③が多くなります。
極論すると、お金があれば投資可能な商品であれば、何だって投資可能です。
証券・債券・実物資産・不動産etc
そのため、知っておいた方が得であれ損であれ、「情報」というのは無限にあります。
恐ろしいのは、全てが上手くいっている状態
「ビギナーズラック」という言葉を聞いたことがあると思います。
初心者が運で大勝することを指すみたいですが、投資の世界ではよくあります。
勝ち逃げできればいいのですが、まず間違いなくできません
宝くじであれば一回大当たりすれば、1億とかかるくいきますが、投資の場合はそこまで増えません。(資産5000万とかでビギナーズラックで1億とかなら・・・無いな)
投資初心者の場合、一括で大金を投資できないでしょうし、少額で2倍になったくらいでしょう。
色々と調べた結果、投資資金が倍になったのかもしれませんが、よほど慎重にしないとすぐに元本を食いつぶすことになります。
ビギナーが上手くいくとロクなことがないというのは、「欲」のコントロールが効かなくなるからです。「欲」というのは恐ろしく、「無知」を増幅させます。
投資は少額から初めて、少し負けるくらいの方が良いと言われる原因は、この辺にあります。
ただ、初心者であればあるほど、負ける耐性がついていませんので、何とか利益をあげたい!というのも分かります。私もそうでした。
そのため、利益をあげるのはいいですが、自分が「無知」であるということをそこで思い出し、戒めれるかが重要です。
まぁ無理です。私も震災で痛い目にあって、初めて理解しましたから。
痛い目を見ないと、「無知」の怖さを理解できません。ホントにごく一部の方は、自分を律してそれができるのですが、全体の1割切るくらいでしょう。
あなたが、その1割だと信じていてそうであれば、何も言うことはありません。
「無知」は怖いが、伸びしろがあるということ
何も分からない=全てを学んでいけると同語とみています。
みんな最初は、「無知」です。
ただ、「無知」のまま流されるまま投資を続けるか、少しずつでも学んで一歩一歩自分の投資を見つけるかは、あなた次第です。
一つ言えることは、投資の世界はただ流されるまま投資を続けるには、厳しい世界です。
低コストインデックス投資に関しては、別です。あれは、指数全体を買って平均を追う投資です。同じ商品を買えば、誰にでも再現可能で、誰もが同じ結果となる投資です。
投資が趣味でなければ、断然そちらをオススメします。
老後2000万円問題で悩んでいる若者であれば、なおさら低コストインデックス投資です。何を買うかは、ググれば色々と出てきますよ。
前に書いていた記事を参考に載せときます。
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