以前に個人の損益計算書(P/L)・貸借対照表(B/S)を作成しよう、前期比較をしようという2つの記事を書きました。
[box06 title="あわせて読みたい"]
[/box06]
個人にとっては、B/Sが大事という話もしましたが、毎年B/Sを比較するのは絶対やっておいた方がいい行為です。
今回、B/Sに科目追加を行ったので、新たにご紹介します。
※簿記3級を学習した方が、理解は進みます。
貸借対照表(B/S)作成方法
おさらいで貸借対照表(B/S)作成方法を説明します。
個人の貸借対照表(B/S)の一例ですが、資産項目を左、負債・資本項目を右に記載します。
最初だけ自分の資産の棚卸しをする必要がありますが、それさえ終われば次回以降は、同じ行為の繰り返しで作成できます。
オススメは、グーグルスプレッドシートで前回分をコピペして、使用する方法です。こうすると、過去分もデータが溜まってきます。
簿記3級レベルのスキルは必要ですが、家計管理や投資をするなら、簿記は少しかじったほうがいいでしょう。
『簿記は世紀の発明』と言われた時代もありましたので、習っておいて損はないです。
TACの教科書1冊やれば、ある程度理解できます。
前年比較表に関しては、直近のB/Sと1年前のB/Sをシート結合して、差額を出せば終わりです。
貸借対照表(B/S)新規追加項目
負債の部に『繰延税金負債』と資本の部に『評価差額金』を追加しました。
参考サイトは、Grow Rich SlowlyさんとこのB/Sです。
『評価差額金』は、株式の含み損益関係を貸借対照表(B/S)に、盛り込むのを忘れていました。株式を万一売却した場合、税金が取られるワケで、『繰延税金負債』として負債項目に追加。
『繰延税金負債』は、『評価差額金』の20%を見込んでいます。
当然含み損になると、本項目は0になります。(あんまなって欲しくない所ですが…)
この辺の項目も株取引を行っている個人であれば、追加しておきたい項目です。
貸借対照表(B/S)の健全性確認に関して
貸借対照表(B/S)の健全性確認に、以下の項目を計算しています。
- 流動資産負債比率〈負債/流動資産〉・・・数値低い方がいい
- 総資産負債比率〈負債/総資産〉・・・数撃低い方がいい
- 自己資本比率〈資本/総資産〉・・・数値高い方がいい
固定資産は、売却しづらい資産なので、主に流動資産をメインに健全性の確認をしています。ただ、一応の目安なので、良い資産を購入できる機会があれば、数値の基準をゆるめたりして、柔軟に対応予定にしています。
資産管理上位10%に入れる
まず、貸借対照表(B/S)作成できる人というのは、上位10%に入れます。
やるのはカンタンなのですが、やりだすのがめちゃくちゃ手間です。
簿記の知識(3級でOK)も必要です。貸借対照表(B/S)まで作成して、資産管理している人は、10人中1人もいないでしょう。
それだけニッチな世界です。しかしながら、効果は絶大です。
『自分を知る』という言葉がありますが、『資産』を知らないで投資を行うのは片手オチです。
簿記は4,000年以上の歴史がありますが、いまだ色あせていません。
それだけ重要な項目ということなので、3ヶ月に1回くらいは作成しましょう!
個人のB/S作成するくらいなら、ある程度勉強すれば作成できます。
具体的なやり方は、以下に記載しています。
[box06 title="あわせて読みたい"]
[/box06]
コメント