2017/12/215 Shares

24時間戦えますか?仕事に命をかけたブラック企業

あなたたち!仕事に命をかけて下さい。

バブル以前の世代は、「24時間戦えますか?」というCMに代表されるように、男たちは本当に24時間仕事の事を考えていた時代。

池田内閣が所得倍増計画を出して高度成長期に入り、右肩上がりに賃金が上がっていく。

今ならブラック企業認定されるような言葉でも、平気でまかり通っていました。

良い時代と言えばそうなのでしょうが、冒頭の言葉も手塚治虫が現代で言えば正論に響くのかもしれません。

手塚治虫と言えば、『鉄腕アトム』『ブラックジャック』といった昭和期の漫画家ですが、24時間365日仕事と言っても過言ではない仕事量。そんな手塚治虫が四六時中締切に追われて、漫画を書いていた中のエピソードを紹介している『ブラックジャック創作秘話』。

現代から見ればメチャクチャな仕事環境ですが、そんな極限状態からも学べることはありました。

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モノの見方・組み合わせ方は無限大

ある時、手塚治虫がアシスタントからスヌーズ付き目覚まし時計を送られたそうです。当時珍しかったスヌーズ機能について、アシスタントを質問攻めにしました。

先生の好奇心や探究心の強さ常識にとらわれない物の見方にビックリした

その時のアシスタントの言葉ですが、当時絶頂期と言っても良いくらい売れていた大作家だったのに、好奇心・探究心を欠かさず常に上昇思考だった手塚治虫。

答えを一つに固定化せず、複数の可能性を探っていくにも大事な考え方です。

先日読んだインテグレーティブ・シンキング「相反する二つの考え方を同時に保持し、対比させ、二者択一を避けて、両者のよさを採り入れつつ両者を上回る新しい解決に導くプロセス」にも通ずる考え方です。

最近欧米で流行っている思考法ですが、読んでおいて損はない1冊です。

大人の背中

「本音で語りかけてくれた唯一の大人が手塚治虫だった」

政治家の不祥事から芸能人のスキャンダルまで、大人が見本にならなくなったのはいつからでしょうか。

大人が本気でないのは、現代の若者は見抜いています。さとり世代と言われている若者が悪いのではなく、目の前にいる本気でない大人達が根本原因なのではないでしょうか。

現代のブラック企業は、若者を使い捨てにします。一方、手塚治虫は率先して仕事をこなし、背中を見せるタイプ。

どちらも仕事をするということには違いありませんが、やり方は180度違います。

徹底的な読者至上主義

今も昔もパクリ大国中国ですが、昔は絵だけ変えて丸々話をパクるというのが流行っていました。手塚治虫の作品も他と同じく、丸パクリされていました。

普通なら、著作権侵害で訴える所です。そんな状況で出した結論が、

「おもしろくないんですよこんな絵じゃ。ちゃんとした絵で中国の人にも楽しんでもらわないと」

無償で修正して、パクリ元に郵送したそうです。

現代版ペイ・フォワードのような考えを持っていたのかは分かりませんが、考え方が普通の人と違います。最初見た時マジカ!と叫んでしまいました。

参考ペイフォワードしよう!チョットの勇気で貴方の世界は変わりますよ

まとめ

古き良き昭和時代のモーレツ漫画家と弟子達の創作活動と一括りにしてしまっては、非常に残念な漫画です。

忙しい中、何とかやりくりして仕事(創作)を完成させるというのは、昔も今も同じ。

作家の制作現場に1週間以上詰める編集者・締切ギリギリで戦う作家・怒号が飛び交う職場

ブラック過ぎる環境が舞台ですが、みんな生き生きと熱く働いていたんだなと少し羨ましく思いました。