NISA制度は、色々(一般・つみたて・ジュニア)あって難しい制度です。
一般(2023年まで)・つみたて(20年間)と期間違いますが、一年毎にどちらを使用するか選択できます。
全てやったことがありますが、「もう1本にまとめればいいんじゃない?」ってレベルです。
※2024年以降一般が新NISAに移行する話が出ています。ジュニアNISAはその時点で廃止予定
一般からつみたてNISAに変更して3年程度経過したのですが、再度昨年末一般NISAへの変更を検討してみました。結果、辞めましたが、検討結果と辞めた理由を書いていきます。
参考つみたてNISA・ジュニアNISA・IDECO活用による将来ポートフォリオ
一般NISAとつみたてNISAの違い
まず、一般NISAとつみたてNISAの違いを書いてみたいと思います。
よく分かっている方には、釈迦に説法ですが、NISA色々あって分かりづらい!=やってないという人もいると思いますので、その辺の説明からしていきます。
金融庁の表が分かりやすいので、引用してみましょう。
引用:金融庁NISA特設ページ
要約すると、『2014~2023年の間どこか5年間毎年120万円の非課税投資枠がもらえる制度』です。ロールオーバーやら何やら色々ありますが、これだけ抑えておけばOK
引用:金融庁NISA特設ページ
対するつみたてNISAは、『2018~2037年の間どこか20年間毎年40万円の非課税投資枠がもらえる制度』です。ただし、一般NISAと比べて投資対象がかなり狭まります。
- 一般NISA・・・株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益
- つみたてNISA・・・一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
一般の方が色々な投資商品に投資できて、投資枠も大きいので、使いやすさから言えば一般の方が使いやすいです。ただし、投資期間が一般5年に対しつみたて20年と期間の長さで言えば、つみたてに軍配があがります。
どっちがいいの?ってことになりますが、新NISAの動向をウォッチしている限りでは、一般のが使いやすいかもしれません。しかしながら、120万円の非課税投資枠を活用できる層というのは、限られてくるので、どちらでもいいかもしれません。
個別株投資を行う方は、一般NISAマストでしょうが、これから投資形成するならどちらでも構わない気がします。
つみたてNISA→一般NISA検討内容
先程も少し書きましたが、『一般NISAの120万円非課税投資枠と投資商品の自由度』が恋しくなり、戻そうかと検討しました。
3年で360万円(2年ほど使用済みなので、残り360万円)の非課税枠というのは、高配当投資をおこなっている場合、配当分の源泉非課税等非常にメリットがあります。
新NISAの動向をチェックしていると、ある程度一般NISAの受益権が引き続き担保されそうな気配でもあり、つみたてNISAを止めて一般NISAで積立を行いながら、高配当個別株も狙うという戦略でもいいかと考えた次第です。
つみたてNISA→一般NISA検討して辞めた理由
ここまで考えて、2019年12月時点で切り替える検討をしていたのですが、辞めました。
辞めた理由は『めんどくさい』です。
うわー出たこれ!って思った方もいるかもしれませんが、切り替えって結構めんどうなんです。
紙1枚でやれればいいのですが、その前に積立設定を止めたり、翌年どうやって積立をやっていくか、投資金額は同額かといった検討もする必要があります。
管理的な面でも煩雑になってくるので、ハッキリ言ってめんどくさい。それなら、2024から開始予定の新NISAに併せて、変更でもいいかなと考えた次第です。
その時点で切り替えの手順が発生するのですが、それはその時と割り切りました。
2024年に引き伸ばしたけど、課題はそのまま・・・
2024年から新NISAを開始予定ですが、課題はそのままとなっています。
- 積立設定を止める
- 翌年どうやって積立するか
- 投資金額の検討
新NISAは、一階と二階で分かれていて、一階部分はつみたてNISAに移行できるという予想みたいですが、一階部分の投資予定額は20万円。「つみたてNISA(40万円)と合わせてくれよ!」と叫びたくなりますが、同じ制度枠内に違う仕組みを持ち出す金融庁。
現状「令和2年度税制改正大綱」に盛り込み済なので実施予定でしょうが、つみたてNISA側から移行する方達を考えてくれなかったのかなと残念な所です。
一般とつみたて2つあるのが間違いで、どうせだったら2024年に1つにまとめてくれよ!というのが本音なんですけど、まだまだ道半ばといった所でしょうか。
2023年の11月付近にリマインダーセットして、その時に考えたいと思います。
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