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米国投資するなら為替は注意しておきましょう!

最近、周りで米国株投資が流行っています。

S&P500に投資し続けていたら勝てるとか、高配当系の株に投資して、自分年金作りをしよう!等・・・

実際私もしているので、他人のことは言えませんが、為替のことは頭に留意しておいた方がいいですよ。

知らず知らずの内に、リスクの取り過ぎになっていて、想定以上の含み損に耐える必要が出てくるかもしれません。

今回は、米国株投資というよりも、海外投資に関連性の高い為替のお話をしてみたいと思います。

為替の歴史(ドル/円の歴史)

引用:日本銀行サイト

長期のドル/円為替相場ですが、ドル/円360円の固定相場から2012年のドル/円75円台まで上がりに上がった円相場ですが、最近は105-110円前後を推移しています。

東日本大震災絡みもあったので、75円は行き過ぎかもしれません。固定相場離脱後は、一貫して円高になったのも事実。

現状110円近辺ですが、90円台になる可能性はかなりの確率であるでしょう。

為替で10%円高に振れると、円ベースで10%損失

円高になると円が強くなって、輸入品購入では安く買え・輸出品を売るには安く売ることになります。

円高になると、自動車メーカー中心に減収・減益になるのはそのためで、各社海外生産比率を高めたりして、リスクヘッジしている訳です。

 

海外投資する場合は、どうでしょうか?

投資した後に10%円高になった場合(110円→100円)、ドル建てでは変化ありませんが、円建てだと10%損失状態になります。

この状態で円に戻した場合という条件付きですが、含み損は含み損です。

円高方向にふれている場合、投資に関しても上手くいっていない場合、ダブルで含み損が発生します。

投資での含み損10%

為替変動での含み損10%

合計20%の含み損

為替取引(FX取引)で儲けようとはしないようにしよう

為替取引(FX取引)をメインにする方もいますが、あまりオススメしません。

仮想通貨もそうですが、通貨売買で利益をあげようと考えると、勝つ人と同数の負ける人が必ずいます。

こういうのをゼロサム・ゲームというのですが、株式投資と違って利益確保が非常に難しい取引を強いられます。

タダでさえ為替の動きを把握するのは不可能に近いのに、どちらかに張って丁半博打を打つのに似ていると言えばわかりやすいでしょう。

勝率50%ですが、絶対確実に読む方法がありません。最近でも『ブレグジット(英国のEU離脱騒動)』で一文無しになった方も多々います。

長期的に見れば、1ドル=90-110円辺りが均衡点か?

では、どの辺が為替の均衡点かですが、実際問題分かりません。

長期的に実質金利と購買力平価で大枠の動きは分かりますが、政治・地政学的な面もあり一概に言えません。

90~110円辺りが心地よい為替レンジなのかもしれませんが、そこから一気に上下どちらかに動く可能性が無きにしまあらずです。

ただし、1ドル=70円台になってくると、海外勢も協調介入するレベルではあるみたいなので、その辺が現状の上限かなと考えています。

そこまで円高なったら、4割程度の円高なので、最悪為替だかで40%の含み損も考えておく必要があります。

円安は、120円辺りまでくるとアメリカ様が許してくれないかなと考えます。

円高になる可能性は十分にある

先程上限が1ドル=70円台と言いましたが、誰にも為替相場のことは分かりません。一晩で70円とかまではいきませんが、1年とか2年の長いスパンであれば、分かりません。

為替が読めれば大金持ち一直線なのでしょうが、読めないから破産者続出しているのが現状。

円が安過ぎると見ている方もいるので、90円台になっても不思議ではありません。

逃避資産としても円は買われやすいので、現状から10円くらいは円高方向にふれても不思議ではありません。

為替も分散投資がキモ

大きな経済の流れで、円高・円安どちらに動きそうかの予測はできます。

ただし、予測は予測で当たらない可能性もあり、逆の方向に動く可能性は否定できません。

まとまったお金で米ドル建て資産を持ちたい場合、どうすればいいでしょうか?

この場合も、投資の鉄則分散投資を活用しましょう。

一気にドルに為替するのではなく、毎月一定額を円からドルに変えていけば、ドルコスト平均法で極端な買値にならなくなります。

SBI銀行であれば、為替手数料(スプレッド)もめちゃくちゃ低いので、毎月為替取引を行ってもコストがかさむということはありません。

参考激安!住信SBIネット銀行→SBI証券への為替振替方法

分散投資であれば、リスクの取りすぎを未然に防ぐこともできます。

投資に「焦り」は禁物です。コツコツやりましょう。

為替差損も頭に入れながら投資しよう!

海外資産を購入するのであれば、為替差損も頭の片隅に置いておきましょう。

投資金額が大きくなればなるほど、ボディブローのように効いてきます。

株価上がっているのに、含み損になっているという状況が続くかもしれません。

くれぐれも、為替取引(FX)で儲けようとは考えないにして下さい。

運が良ければ儲かりますが、運に左右されすぎます。為替取引(FX)は、ゼロサム・ゲームというのは心しておきましょう。

参考米国株配当再投資戦略の是非メリット・デメリット

巷で人気の米国株配当再投資戦略です。これ中々難しいですよ。

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