2014年から毎月持株報告をしています。
そろそろ景気も悪くなりそうな雰囲気が漂ってきましたので、ここで一度自分の整理の意味合いも込めて、各保有銘柄の雑感を書いていきます。
自分の論点整理的な意味合いが多い記事なのですが、参考になれば幸いです。
世界の景況感(2019年8月時点)
各保有銘柄の雑感の前に、世界の景況感を考えてみましょう。
毎月の月次報告でも、都度書いているのですが、世界景気全体として見た場合は減速感がいなめない状況になってきたのかなと考えています。
〈世界的問題〉
- 米中貿易戦争
- 中国不動産問題
- 英国ブレグジット
- 米国債イールド・カーブフラット化からの利下げ
- 低各付社債問題
〈地域的問題〉
- 日韓問題
- 北朝鮮問題。
- 消費増税が2019年10月開始
負の側面というのは、あげだしたら切りがないのですが、色々と問題山積状態です。前々からずっと言われてきたことですが、景気が良い時はこういう問題は全て無視されます。
悪くなりそうだなとか、悪くなりつつ指標が出だすと、色々注目が浴びだします。
それだけイケイケドンドンで済んでいた側面が出てきだす時期ということでしょう。
国内景気に関しては、消費増税は確実視されつつあるので、よほどの景気対策をしなければ、景気が悪くなるのではと考えています。
現状日本株に関しては、JTともう1銘柄保有していますが、その辺の雑感は後で述べたいと思います。
個別銘柄雑感
JT
まず、JTからいきたいと思います。
保有割合としては、5%程度なので微々たるものですが、絶賛含み損中です。
高配当に釣られて購入しましたが、JTみたいな値がさ株は好景気局面で買うとダメでしたね。
機関投資家の割合が多いので、どうしても全体相場が崩れると売られやすいという側面をもっています。
配当込みで考えても、含み損中です。購入当初から、最悪2,000円割れもありえるなと考えていたのですが、現実になりつつあります。
下落局面で配当金はセーフティネットの役割をしますが、下がる時は問答無用で下がります。
国策銘柄+海外好調なので、減配はあまり気にならないのかなとは思っています。10年で元取れたらいいなぁという考えですね。増配続けて欲しいな。
???
もう1銘柄は、ずっと伏せている銘柄です。
保有期間2~3年程度で、途中一部利益確定したのですが、買値より少し上で買い戻ししました。
色々と推測はできると思いますが、景気感に連動しやすい銘柄です。
景気失速気味と判断しているのに、今保有している理由ですが、実力値と価格が離れていると判断しているのと長期株主優待目的です。
後者はオマケみたいなもんですが、明らかに売られすぎと判断する所まで下がってきたので、再購入したわけです。
不景気入ったらアウト!なのでしょうが、ここは思い入れもあり勝負続行中です。
思い入れとかダメなんですけどねー
XOM、BP(石油セクター)
7大メジャーの内エクソン・モービル・BPを保有中
原油価格に左右されます!以上!で終わらしてもいいのですが、少しだけ・・・
7大メジャーの内2銘柄(XOM、BP)と保有していますが、地域分散と銘柄分散のために保有数2としています。
石油需要が電気自動車等の普及で向かい風になるという面もありますが、中期的(20-30年)の間に燃料車から完全にスイッチできるのかという点が1点。
シェールオイルという比較的安く産出できる、石油油田を保有しているという点でも中期的には利益増に貢献できるはずと考えています。
そうは言っても原油価格次第なのですが、価格は政治的・地政学的リスクで上下どちらもいきやすいという側面を持っています。
そこまで悲観的にならなくてもいいのではと、現時点でのスタンスで保有です。
JNJ、ABBV(医療品セクター)
医療品セクターから、JNJ、ABBVを購入中
有名薬剤一発でドカンと儲かるセクターです。最近は、ブロックバスター系の創薬系が人気ですね。
JNJに関しては、ベビーパウダーの原料タルク(滑石)にアスベスト混入やオピオイド系鎮痛剤訴訟で賑わしています。
昔の「タイレノール」事件の時は、クレド〈我が信条〉が効いていたのでしょうが、その辺の善性を捨て去ってしまったのでしょうか。儲かれば全て良し!という株主迎合の施策のツケが回ってきたとしか言えない状況。
株主としては、儲かってくれればそれで良しですが、どこかで痛い授業料を支払うことにならないか危惧しています。
ABBVに関しては、高いとこで取得しすぎですね。
最近、 しわ取り薬「ボトックス」のアラガンを買収しましたが、買収効果はまだ先ですし、将来有望感はありますが、取得時期を間違えました。
どこかでナンピン買いをしようとは考えていますが、先にJNJを積んでいく方が先かもしれない。
PM、MO(タバコセクター)
知る人ぞ知るシーゲル銘柄PM、MOですね。
高配当常連銘柄ですが、こちらも高いとこで取得しながら、ナンピン地獄。
PMに関しては、買値付近まで戻ってきた時点で、やれやれ売りで保有比率を最近調整しましたが、また不調モードになっています。
管轄国の当局者がイチャモンつけて、だだ下がりというのを繰り返してますね。
タバコ自体人体に明らかに有害なので、仕方ないですが、もう少し頑張って欲しい所です。
みんなの後を追ったらダメなのは分かっているのですが、釣られましたね。
各セクターの中で比重が一番大きい状態なので、下落して少し減った段階で追撃買いするか検討中。
PG、PEP(小売セクター)
ここだけ絶好調なセクターPG、PEPです。
割高感が漂っていますね。どちらも最高峰のブランド・メーカーですが、今から買うのはためらってしまいます。
KOorUN辺りを追加購入検討しているのですが、少し調整してからになりそうです。
そう言ってたら調整無いかもしれませんが、無かったら仕方ないとの判断です。
UN辺りはまだ買えそうですけどね。全体が軟調になったら、平均回帰で下げ幅も多そうなセクターです。
T、VOD(通信セクター)
TとVZを保有していたのですが、VZ途中で売却したんですよね・・・
現状は、VODを購入しています。地域的な面で補完関係にあるので、こちらの方がいいかもしれないとは判断しています。
直近で減配されましたが、ある程度5G敷設が落ち着いてきたら伸びしろはあるのではと考えています。減配されても5%程度はありますしね。これ以上されたら・・・
ざっくり現状の雑感を買いてみました
この他にVYMも保有していますが、誤差の範囲なので割愛中。
全体相場が下がれば下がるし、上がれば上がる高配当ETFなので、雑感もクソもありません。下がったら欲しいし、上がったら放置放置といったところです。
S&P500に集中投資するのが最適解かもしれませんが、高配当投資もやってみると中々楽しいですよ。色々面倒がありますけどね。
直近の月次報告はこちら
参考2019年8月投資積立結果
投資の最適解を検討してみました。
年金2000万円問題のレポート読まれましたか?原紙に当たっときましょう!
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