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投資初心者が損切りをする前に心掛けておきたいこと

『損切り』とは、投資用語で含み損を抱えている株を手放して損を確定させることを指します。

見切り千両・損切り万両といった投資格言がある通り、投資をする際に重要な資質の中の1つとして捉えられています。

最近では、アベノミクス・トランプノミクスの終焉と叫ばれて、そろそろ景気の後退時期に入ると言われて久しく、日経平均株価も崩れだしています。

含み損が増大している投資商品保有者も多いと思いますので、損切りする前に読んで欲しいことをまとめました。投資哲学築けていますか?

そもそもあなたはその商品をどういう理由で買ったのか?

個別株でも投資信託でも構いませんが、『何故この投資商品を買ったのか?』を損切りする前に考えて下さい。

それがチャート分析によるものでも、企業の価値分析によるものでも何でも構いません。そこに損切りをするかしないかの解決方法があります。

Aという前提条件に対してBという結果を願って投資をした場合、前提条件のAが崩れない限り損切りをするのはおかしい。

おかしいんだけど、おかしいことが正しいと誤認する時がしばしばあります。 

損切りする際にやってはいけない場面

誤認する時というのが暴落局面です。

何回来てもあまり嬉しくない事象ですが、価値が騰がるということは下落する時もあります。個別で下落するなら理由が分かりやすくて対処しやすいのですが、ごくタマに全体が一気にドンと下がる時があります。

暴落という局面ですが、企業が倒産間際で何でもかんでも叩き売るイメージと言えば分かりやすいでしょうか。

頭では『この状況はおかしい』と理解できているのですが、気持ちはパニックになります。何回か経験するにつれて「またか・・・」となるのですが、普通の方は下げがキツすぎて冷静な判断ができなくなります。

人間は得をした時よりも損をした際に、より強い痛みを感じるようにできています。毎日毎日下落下落となると含み損も段々と増えていきます。

普段なら耐えられても、こういう時はマイナスなニュースが多くなります。

こんなはずじゃ・・・と胃がキリキリするかもしれません。

そんな時こそ冷静に気をしっかりと持って、前提条件が崩れない限り我慢して保有しましょう。

塩漬けは悪くない悪いのは無知な自分

塩漬けとは含み損を損切りできない状態を指しますが、投資の世界では塩漬け=悪というイメージがいまだにあります。

塩漬けをするなら損切りを行って資金を確保し、別の銘柄に投資した方が投資効率が増すという指摘を載せる投資本も多いです。

一利はあるのですが、そもそもの問題は塩漬け投資商品を買った自分

分析もせずに一概に塩漬けが嫌だから売るのは一呼吸置いて、冷静になりましょう。

別の商品に乗り換えてもまた同じことを行いますよ。 

信用買いはそんなこと言ってられません

投資手段の1つに信用買いという手段があります。

手元資金の何倍もの資金量を扱って投資を行う方法です。

この方法は当たればデカイですが、外れると非常に危ない。倍々で損が膨れ上がって、限度を越すと追証(追加資金)を入金できなくなれば、強制決済で損失を確定する仕組みになっています。

やっている方は十分承知してやっているのですが、実際目の当たりにする確定損失は手持ち資金の何倍と膨れがっていることでしょう。

よく投資で破産したという方は、大半が信用取引組です。

この方法を取り入れる場合は、前提条件云々ではなく安全マージンを常に意識して、危険を感じたら即撤退しましょう。

そもそも信用取引で最終的な生涯利益を出せる人はごく1部なので、自分が凡庸な一般人と認識している方は辞めておきましょう。

買い値は忘れなさいの本当の理由

買い値は忘れなさいという格言もよく聞きますが、あれは『今』の価格が全てであって買値は関係ないという意味合いです。

あなたが買ったことを市場は知りませんし知りたくもないでしょう。

この投資商品はこんな価格で値付けされる商品ではないんだ!とご自身では思われていても結果は結果。

需給関係でそういった値段が付いているかもしれませんし、自分が知らない情報で暴落しているかもしれません。

自分の預かり知らぬ所で動いている場合は、一喜一憂しないことです。

しっかりと投資家として損切りの哲学を持ちましょう

投資は儲かるか損をするかの2択だという方も多くいますが、投資をするなら損切りの哲学を持ちましょう。

「○○円下がったら・○○%下がったら損切り」ロスカットラインを決めて、機械的な損切りだといつまで経っても大口の思惑の手のひらです。

「チャートの強いボトムラインが抜けたら売り」とか「成長が止まったと決算値で認識できた時」とか「投資商品・運用者に対して投資方針がおかしい」等自分の中で納得できる損切りラインをもうけましょう。

こういった心構え的なことを再確認させられた今話題の「ひふみ投信」のレオス・キャピタル創始者の1冊参考になりました。

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