2018/04/088 Shares

「お金で損しないシンプルな真実」は子供に送りたい1冊

色々とためになる記事を書いて下さる山崎元氏

何冊か著者の書籍は保有しているのですが、今回子供のために書いた1冊ということで、買わずにはいられないだろということでAmazonでポチッとやってしまいました。

山崎氏らしい理路整然とした文書で題名も『お金で損しないシンプルな真実』とシンプルをモットーに書かれている1冊です。内容を見ていきましょう。

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働くことについて

お金はまず働いて稼ぐ

  • 人や社会の役に立つ
  • 他の人とは違う人材である

当然ですが、働かないと稼げません。

大金持ちの家庭に生まれていれば別ですが、9割以上の家庭はそうではないでしょう。遊んで暮らすというのも昔は憧れたのですが、最近では考えが変わってきています。

社会に何らかの形で貢献した方が、巡り巡って自己満足度をあげます。

そういうデータも出ています。その中でどう働くか?という選択肢を考えた方がいいです。

※働けない人は別です。

働き方というのは多種多様あって、その中で著者の言うような『他の人と違う人材』を目指す方が、シンプルに考えられますし報酬も付いてきます。ただ、中学生のレベルから「これこれこういう理屈で◯◯になるんだ!」というのは、ちょっと違う気もします。

そうではなく、できるだけ柔軟に選択肢の幅を拡げていって欲しいです。

将来何らかの形で社会に貢献するくらいで、丁度いいのではないでしょうか。

借金

借金はできるだけしない(リボ払い・分割払いはNG)

  • 銀行のカードローン14%、クレジットカードのキャッシング18%が目安

借金はできるだけしないように!

著者の言う通り、10%以上の利回りをあげられる投資商品は中々ありません。

カード会社は、貸倒れリスク等を考慮して高金利設定していますが、それでも暴利です。

借りて良い資金というのは、低金利(できれば年1%未満)で、将来数倍のキャッシュを生むと想定できる教育資金とかだけです。

つけ加えて高金利の債務を万一借り場合、返済が一番ベストな経済行動です。それだけで将来の高金利返済を減額できます。

くれぐれも借りないようにしましょう。

生命保険

保険は「めったに起こらないけれども起こった時の損害が非常に大きいもの」に対してだけ利用する

保険関係については、私も相当失敗しています。

参考非常に後悔している3つの投資話

色々と書いていますが、以下の点を強調しておきます。

・万が一の線引きが難しいので、独学で考える必要がある。

・無知が一番のカモ

・無料FP相談はNG。相談するなら有料or本

子供には、新社会人前にキチンと伝えておきたい事項です。まず、「保険勧誘レディーには捕まるな+新社会人なら保険無用」と伝えるでしょう。

現状を知るためのツール(簡易版貸借対照表・損益計算書)

本著の中で簡易版貸借対照表・損益計算書の紹介をされていますが、損益計算はマネーフォワードに代表されるアプリに任せてもいい気がします。

貸借対照表は、ホントざっくりでいいので作っておきましょう。以下は、作り方の参考です。

参考家計の貸借対照表(B/S)くらいは作ろう!

住宅

家を買うことは投資である

理屈は分かりますが、中々感情がついていかない項目ですね。

固定資産を購入しているので、投資の側面が強いのですがツイツイ持家という方に引っ張られます。

貸借対照表にも持家を簿価(購入価格)で入力しているのですが、都度時価になおしていかないととは考えています。

チラシとかの売買動向を見るくらいしかやりようないのですが、一回どれくらいの相場か不動産屋に聞くのも手かもしれません。

退職金の運用

退職したら特に銀行に気をつける

銀行と言えば一昔前までは学卒者の人気業種だったのですが、今では厳しい業界という認識が色濃くなりつつあるみたいです。

銀行でしかできなかった業務が、スマホ一つでできることが多くなってきています。他業種からの参入が大きくなっていて、参入障壁が低くなってきているためです。

海外に目を向ければ、アリババのアリペイに代表される決済アプリの普及といったものが見られます。融資までやってのけてしまうみたいです。『銀行』だけしかできなかった業務が侵食されつつある今、銀行員は血眼になって預金者の預金口座を狙いつつあります。

全部が全部そういった銀行ばかりではないでしょうが、注意しておいた方がいいでしょう。自分のお金は自分で面倒を見る時代がやってきています。

参考銀行との上手な付き合い方

まとめ

我が家には子供が2人いるのですが、成長していく段階で読んで欲しい本を本棚に所蔵しています。本著は、中学生くらいになったら「大人になる前にこれだけは読んどけ」と言えるレベルの本に仕上がっています。

文量的にも中学生くらいの子が飽きずに読めるので、助かります。

著者と少し考えが違う部分はあるのですが、概ねその通り!と言える箇所ばかりなので、補足説明して子供に渡そうと考えています。

こういうことを学校で基礎科目にしてくれると助かるのですが、教育期間は『お金』の話を伏せたがるので無理でしょうね。

人生設計の基本公式や老後設計の基本公式は難しいですが、秀逸。そこらのキャッシュフロー計算書なんかよりはよつぽど実務に即しています。

中学時代、せめて大学時代に出会っていたかった1冊です。