億万長者と言われる人びとは、中々自身の周りにはいません。
引用:野村総研MRI
当然と言えば当然ですが、日本内で資産1億円超を持っている人と仮定しても2.3%という狭き門
一般の人には縁の無い話なのか?と言われるとそうでもなく、貴方の隣の家の家族が億万長者かもしれません。「そんな馬鹿な!?同じような家・生活を送っている(と予想される)隣の家族が億万長者な訳がない!」と反論されるかもしれません。
そんな馬鹿な話を集めた1冊『隣の億万長者』から、億万長者になる7つの法則をご紹介します。全部できたら、貴方も億万長者の仲間入りです。
著者紹介
著者のトーマス・J・スタンリーは、アメリカの作家・ビジネス評論家でした。
アメリカの億万長者を徹底的に実験データで洗い出して、本にまとめた集大成が本著『隣の億万長者』です。
惜しむらくは、2015年に飲酒運転自動車事故(被害者)によって、71歳で他界されています。
隣の億万長者っているのだろうか?という仮説を元に作られた1冊
実際問題、隣人が億万長者だと分かる方はごく1部だと思われます。豪邸でポルシェが3台で、お手伝いさんが働いていてという典型的な大金持ちではありません。(実際こういう典型的な大金持ちタイプが、本当の大金持ちかは分からないとも指摘しています)
ホント平凡な方達が出てきます。一般的なサラリーマンから、事業家まで多種多様な億万長者がいます。
案外高級取り(年収1,000万円以上)よりも、それ以下の方の方が7つの法則を使えば、億万長者になり得るという可能性を示してくれます。
7つの法則
では、億万長者になり得る7つの法則を見ていきましょう。
- 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
- 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分する
- 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える
- 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
- 彼らの子どもたちは、経済的に自立している。
- 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
- 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。
彼らはというのは、億万長者を指します。
「当たり前だろ!」というご指摘があるかもしれません。
当たり前のことを何度も、延々とデータを引合いに出して証明をしています。
でもね・・・当たり前のことを当たり前にできてないから(私含めて)、億万長者になれてないんです。
1~3点目は収入より支出を低くして、貯めたお金を資産形成に回すというのは、世の中の蓄財法則です。
過去にも紹介してきた財産形成本でも、度々出ています。給与天引きで前もって別段預金するとかのテクニックうんぬんは違いますが、根本は同じです。
面白いのは、4~5点目ですね。
大金持ちになったはいいが、その後子供に良かれと莫大な遺産相続をした結果、子供の世代で破産というパターンが多く載っていました。
親は苦労して蓄財した結果、億万長者になったけれども、お金扱いを知らないor教えてもらわなかった子供が散財してしまう。
子供に金銭的支援をしなかった方が、するよりも経済的自立を促進するというのは皮肉な結果ですね。
6~7点目は、ビジネスチャンスを掴めば大きなお金が入ってきますし、自分にピッタリな職業につけば収入もついてくる(ここは私的には?)と・・・
それが難しいんですけどね。
まとめ
当たり前のことを、データで実証するという地道な作業本です。
これを読まなくても、分かっているマネーリテラシーの高い方は不要です。今からお金を貯めていこうとしている方や高額給与をもらっているのに貯まらないっていう方は、是非参考にしてみて下さい。
ただ、前者は必ず読んでいて、後者ほど読まない本です。
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