投資本

書評:エナフン流VE投資法 著者:奥山月仁氏

エナフンさんの最初の著書『世界一やさしい株の本』からのファンというか、信者に近い立ち位置からの書評です。

信じる者=儲かるという言葉がありますが、初期のエナフンさんの銘柄(パラカ・トレファク・アークランドサービス等)でかなりお世話になりました。

今はやってないみたいですが、昔はモロに買い銘柄を公表〈SBI証券の口座だと思います〉していたので、リアルタイムで体験していた口です。

 

まぁそれは置いておいて、ひいき目に見なくても、本書は良書の部類となります。

源流は、ピーター・リンチの『株で勝つ』からですが、ご自身の中で消化して、独自の理論展開をされています。

 

難しいことをカンタンに説明できる人にあこがれていますが、個別株投資分野ではその中の一人ですね。

2020年10月現在、投資本が乱立状態にあり、どれを読むか迷う状態ですが、本書はオススメできる本です。

重要ポイント

VE投資の五原則

①2倍高を狙える株

②3-5年の長期保有

③5-10銘柄に集中投資

④先の明るい企業だけに投資

⑤ボーナスポイントになりそうな材料を探す

前著でも同じことを別の側面から言っていましたが、今回はVE(バリュー・エンジニアリング)の概念を導入されました。

より分かりやすく、クリアになった感じがします。

 

上記の5つのポイントは、中・長期投資をするなら、心がけておきたいポイントです。

奇をてらうわけではなく、基礎・基礎・基礎とつなげて、発展させてるイメージですね。

 

言われれば当たり前ですが、日々の投資に一喜一憂していると、中々できません。

実戦・反省・改善の繰り返しをする必要があります。

読むだけとやるのとでは、雲泥の差を生み出しますので、必ず実戦しましょう。

 

2倍高(税金含めると2.25倍)は、小型日本株投資でチマチマ利益あげていても、ドカンと損失を食らう時があるので、ブログでも言及されていましたが、私もこの辺が最低ラインかなとも考えています。

 

今は落ちぶれてしまいましたが、RIZAPグループとかも泥あわわをメインで売っていた頃に投資していれば、余裕で数倍狙えました。

(最近始めた方は、知らないかもしれませんが、RIZAPの祖業は健康食品メーカー)

 

5-10銘柄の集中投資は、1,000万くらいまでは3-5銘柄程度のがいいような気がしますが、これは個々人のリスク許容度にもよるので、一概に言えません。

ただ、あまりに分散すると2倍・3倍になっても、PF(ポートフォリオ)全体の上昇率としては低いものとなります。

集中と分散は、永遠のテーマなのですが、資金量が低い内は集中させた方が良い結果となります。

〈米国ブルーチップ系の株に、分散投資している今の私のような状況〉

 

余談ですが、私も当初始めた頃は、100万円を握りしめて、エスクリを買った記憶があります。

東日本大震災にあって、株価がストップ安付近までいって青ざめた記憶がありますが、その後の暴騰と暴落をみると、カワイイものですね。

※エスクリも売り急いで少額利確して、大暴騰のパターンで手放しています。あの当時は、利益成長+割安でキラキラしていましたね。

 

先の明るい・ボーナスポイントのある銘柄は、昇格・優待新設期待・分割期待等々色々な条件があります。その銘柄特有のテーマもあるでしょう。

逆に公募増資とかの希薄化も、成長株であれば許容できる範囲かもしれません。

やはり株式投資は、『成長』が基本テーマだなと再確認した次第です。

スポンサーリンク

新たに学んだこと

VE(バリュー・エンジニアリング)の概念

『イノベーションのジレンマ』著者:クレイトン・クリスランセン

著者の奥山氏は、エンジニア系の方で、VE(バリュー・エンジニアリング)の概念を初めて著書に出されてきました。

ビジョナリー・カンパニー系の本は、結構読んだのですが、VE系の本は読んだことがなかったので、新たに学んだことにピックアップ

 

中身は、奥山氏の本を確認してもいたいのですが、一冊体系的に学びたいなとオススメされていた本を図書館で予約しました。

 

投資本に偏りがちな頭を修正するのにもモッテコイですね。

気づきと対応するToDo

  • 気づき

・IPO後のセカンダリ銘柄(2-3年経過)

・市場は成長し停滞を嫌う

・トップダウンとボトムアプローチ

 

  • 対応するToDo

・四季報でのIPO後2-3年銘柄確認

・資産株系の株は、控えめに見積もる

・トップダウンが弱いので、連想する習慣をつける

気づき・対応するToDoそれぞれ3点あげてみました。

IPO後のセカンダリ銘柄(2-3年経過)については、前から狙いたいと思っていたのですが、最近四季報を通読した時に導入。需給関係でだだ下がりしている銘柄が狙い目ですが、反発後の第2波でも指標によっては狙えるはず。

 

資産系の株(PBR1倍きってたり有休不動産持ち)については、投資選択肢として除外はしませんが、割り引いてみていこうかなと考えています。

投資というのは、基本的に『成長』をメインで考える必要があり、小型株であればナオサラです。

※投資対象によっては、お宝銘柄もあるかもしれません

 

四季報からのボトムアプローチについては、前からやっていたのですが、トップダウン方式についてはもう少し力をつけたい分野です。

起こった事象に対しての連想が必要なのですが、この辺の思考訓練をもう少し積上げたいなと考えています。(マンダラチャート他)

投資を考えるヒントになる一冊

後ろ半分は、実践的な内容が載っており、当時こういうことを奥山氏は考えていたのかというのを追体験できます。

私にとっては投資していた銘柄も多く、答え合わせをさせられている気分でもあります(笑

 

実践的な部分は、やはり体験しないと分からないことが多く、逆に前半分については勉強させてもらった感があります。

前著『“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術 』と併せて読みたい一冊です。

ABOUT ME
たろ
Twitterアカウント(@tarohibi) 妻+子二人と仲良く暮らしている30代後半のイクメンサラリーマン。投資・子育て・書評を中心に書いています。 10年で投資資産3000万・書評年48冊・家計のスリム化を目標に奮闘中…プロフィール詳細はこちら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください