2017/02/18

インドの13歳の少年が書いたバフェット本がすごい!

バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門

投資家にとって必要な資質って何?

割安株はどうやって探す?

魅力的な会社の見つけ方は?

財務書評はどこを読めばいい?

市場の動きを読んで儲けるには?

帯部引用

これをインドの当時13歳の少年アリャマン・ダルミア君が書いたのですが、世の中見渡すとすげー13歳がいるもんだなと読後感じた1冊。

自分が13歳の時に投資の「と」の字も知らなかったのに、この子はよく勉強しているなと素直に関心しました。そんなアリャマン・ダルミア君が書いた1冊『バフェットとグレアムとぼく』をご紹介します。

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分散投資は過大評価されている

「分散は、われわれの自身の無知に対するヘッジである。自分がしていることが分かっている物にとっては、分散はまったく意味のない行為である。」

〈中略〉

大富豪たちのビジネスはどれも、それほど分散していないとこと。彼らのほとんどの富は、一つか二つの業種から生み出されている。

P.52,53

分散か集中投資かと賛否両論あるのですが、言いたいことは分かります。

分散投資は楽で将来的にも利益があがりやすい投資ですが、大富豪にはなれません。掛けるお金が山ほどあればいいですが、無けなしのサラリーマンにとっては、小金持ちがせいぜいです。それが悪いか?と言われると悪くないと思います。集中投資して木っ端微塵に破産といった方も、ネット界隈でチラホラ見かけます。

どっちがいいか悪いかではなく、要はどっちが向いているかだと考えます。対象企業のことを爪の先から頭の先まで調べあげて、勝率8割と算出されたとします。この企業に資産の大半をベットできるかできないかというのは、個人の資質に大きく左右されます。

2割が怖いのでやめておく・8割だったらいける!と思う方人それぞれです。どこまでリスクを背負ってリターンを期待するかです。

それとは別に最近インデックス投資が流行っていて、分散投資が確実安心という風潮もかなりあって、過大評価されている点もチラホラ見かけます。始めから分散投資バンザイではなく、きちんと検討してから投資しましょうね。 

※分散投資が駄目!と言っている訳ではありません。

自分自身は敵にも味方にもなる

投資をする前に自分の気質や強み、弱み、好き嫌いについてしっかり知っておくべきだということだ。企業分析を詳細にするつもりがあるのか、それとも、単に個人的に好みの大企業とか製品に投資しようとするのか。

P.59

先程の自身の資質を確認するに通じるのですが、キチンと自己分析はした方がいいです。例えば、飽き性とかコツコツやるタイプ。詳細に企業分析できるかとか流行りに流されがちになるとか。

投資をやりながら自己分析していってもいいのですが、そういう場合大体お金を失いながら勉強することになります。

事細かに性格診断しなくてもいいのですが、ある程度投資する前にやっておいた方が市場に流されなくて済むようになります。 

ROCE指標

ROCE・・・投下した資本(自己資本と有利子負債)に対して、どれだけのリターンがあがったか 有名なROEは(自己資本のみ)

P.95

最近ROEが市場でもてはやされているのですが、ROEという指標は結構曲者で負債が隠れがちになります。そのため、参考指標としては万人受けするのでいいのですが、実質ベースではROCE指標の方が正確性という意味あいでは高くなります。

まとめ

ベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットの賛美本なのですが、賛美で終わらない所がこの子の凄い所。投資内容は分かりませんが、自分の糧として実戦している所が素晴らしいなと感じました。

ただ、グレアムやバフェットの本を読んだことがある人にとっては、既視感がある内容が多いです。後、少し自身の境遇(周りに大富豪がいる)を自慢している所もありますが、サクッとバフェットやグレアムを一通り理解できる1冊に仕上がっています。