投資本

投資とは心理探求であると考えさせられた一冊

投資=心理探求

投資を考えるなら、自身の心理状態を常にモニターしておくべき。

投資行動以外でも当てはまるが、群集心理にまで気を使う必要がある投資というのは、非常に特殊な行為である。

機械的に当てはめて、絶対成功間違いなし!と思われている時でも、失敗する時は失敗する。(例:LTCM)

 

極論すると運が良ければ、素人でも勝てるのが投資である。

ただ、長期間投資の世界に居続けるには、運だけでは難しい。

 

『何故そういった投資を行ったか』をモニタリングする必要がある。

その何故を考えるにあたって、心理系の本を最近好んで読んでいるが、最近オススメの1冊『まさか!?』をご紹介したい。

よくある投資心理

本書を紹介する前に、投資のあるあるをご紹介したい。

  1. 好調な相場の追い風を受けて現在絶好調!
  2. 暴落が怖いが、ここは全力投資
  3. 最近流行りの米国テック系の押し目を拾ってボロ儲けだ!

2021.3現在高値圏と思われる?状況だが、まだまだ個人投資家で上記のような方が見受けられる。

押し目らしい押し目がなく、年初から伸び続けてきた状況であるので、わからなくもない。

逆にこういう心理の方もいる。

  1. 高値圏だから、暴落した後に投資を行おう
  2. 投資したとたん損失をだすのが嫌だ
  3. 暴落前に利益確定しておこう

こういった方々も少なからずいる。

投資というのは、強気派と弱気派の需給関係で成り立っているので、当然といえば当然だ。

この振れ幅が極端になるときに、暴騰と暴落が発生する。

 

じゃあどういったメカニズムでなるかというと、誰も分からない。

分かれば際限なくお金が増やせる。それを分かったと信じたのが前述のLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)のようなファンドだが、市場から退場〈破産〉した。

スポンサーリンク

投資という荒波にどう立ち向かうか?

世界最高峰の頭脳集団でも、負ける時は負けるのが投資である。

それでは、素人投資家など投資しない方がいいのではないかと言われるとそうではない。

あきらかに長期的な期間を考えると、現金よりもいいパフォーマンスをあげているのが投資(株式・債券)だ。

 

要は考え方【心理状態】次第で、益にもなるし損にもなる。

短期間では『運』が物を言うが、長期間では『心理』が物を言う。

自身の中に、確固たる投資の軸を作る必要がある。

昨今流行りのインデックス投資

最近低コストインデックス投資が流行っているが、猫も杓子もインデックス投資になりつつある。確かにインデックス投資は、最適解の内の1つの可能性が高い。

 

だが、最近1~2年で始めた初心者が盲目的に追随するのは、見ていて少々心配になる。

仏作って魂入れずではないが、機械的に初めて続けている段階で、一度荒波がきた時に耐えられるかどうかが非常に疑問だ。

 

コロナショックを耐えてきたから大丈夫!という方もいるが、あれは3ヶ月程度でリバウンドしてきていた。

数年ダラダラ上がっては下げを続けた場合、自身の心理状態はどうなるかを考えておくべきだ。

相転移があるシステムにおける教訓

1 ブラック・スワンに備えることで失敗するのはなく、グレースワンに備えられず失敗する

2 システムにどれくらいの多様性があるかを常に理解し、状況は突然変化すると認識しておくべき

3 世の中で起こることの大部分は、ランダムである

4 集合的なシステムについて考える際には、コストをそれほどかけずに、なるべく多くのポジティブな出来事に出会い、ネガティブな出来事が起きても大丈夫なよう対策をしておく。

投資といのは、相転移(値が一気に上下する)システムの最もたるものである。

このシステムは、ランダムであり、ブラック・スワンのような想定外のことも起こりうる。

しかしながら、ある程度は想定範囲内であり、どこまでを想定しておくかというのが、個人の力量の差となる。

4項のコストをかけず、ポジティブな出来事に多く出会い、ネガティブな出来事が起きても対策をしておくは、分散投資である程度フォローができる。

平均回帰性

いろいろな種類のシステムにおいて、平均を逸脱する結果の後には、平均により近い結果がでるというものである。

あまりにも行き過ぎたものは、急激に平均へと戻っていく。

最近で言えば、原油価格などは最もたるもの。

みんながみんなダメだと言っているものは、反動があると考える必要性がある。逆もしかり。(ホントにダメなものは、戻ってこない)

好調な時に不調になった時を想定しておくべき

多大なストレスを抱え込むと、人は長期的な目標をたてられなくなり、思考が混乱する。

本当にダメな時は、近視眼的になりがちとなる。

そして、その近視眼的になった自分を評価するのも自分なワケであるため、周りが見えない状況となる。

いい時に悪い時を想定しておくというのは、こういった面があるため。

投資心理系を考えるなら非常に勉強になる一冊

ひらがな三文字系としては、ニコラスタレブの『まぐれ』も良書であるが、こちらの『まさか』も非常にためになる。

どちらも書棚にあるが、頻繁に手の届く所に置いておきたい一冊。

投資心理を学んでいきたいと考えた人がいたら、まず本書をオススメしよう。

ABOUT ME
たろ
Twitterアカウント(@tarohibi) 妻+子二人と仲良く暮らしている30代後半のイクメンサラリーマン。投資・子育て・書評を中心に書いています。 10年で投資資産3000万・書評年48冊・家計のスリム化を目標に奮闘中…プロフィール詳細はこちら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください