2018/01/185 Shares

『お金は寝かせて増やしなさい』を見て一番気になった点

お金は寝かせて増やしなさい

インデックス投資ブロガーの中でも、超有名人と言って過言ではない水瀬ケンイチ氏

以前に山崎元氏との共著『ほったらかし投資術』を出版されていましたが、今回単独での著作『お金は寝かせて増やしなさい』を発売されました。

インデックス投資愛に溢れたほぼベストな書籍で、一からの初心者でも簡単に投資ができる優れた1冊なのですが、一番気になった点をご紹介しようと思います。

スポンサーリンク

一番気になった点:実際のベースとなる投資積立額

本著で一番気になった箇所は、巻末の方にある水瀬さんの実際の投資元本実績値推移です。

リーマンショック等で苦労されたんだなというのが分かるのですが、ドルコスト平均法に則って忠実に積立を実施し、現在では絶好調の相場も重なって資産を倍増させています。倍増させるのには、必ず元本が必要なのですが、2017年末現在水瀬さんの元本は4,000万円とグラフに記述されています。

ドルコスト平均法・・・値動きのある金融商品を購入する場合に、毎月(定期的に)一定の金額ずつ購入分散をする投資

2004年から12年で650万円から4,000万円なので、毎年280万円の積立を行ったといことです。

水瀬さんが何をやっていて、何から原資を出しているのかは興味がありませんが、インデックス投資で4,000万円ドルコスト平均法で投資した結果、この利益が積み上がるというのが目で見えたという点が勉強になりました。

自分の資金量に置き換えて、インデックス投資を行った際の期待値というのもある程度分かることになります。逆に下がった時の損失額もリーマン級がきたら、これくらい損失が出るというのも算出可能です。

※資産配分を水瀬さんと同じような形にしたらということです。日本債券セクター〈個人向け国債〉もある程度購入されているので、株式オンリーにすればリターンは上がるかもしれません。(リスクも上がるんですけどね)

何が言いたいかというと、同期間で元本を半分しか貯めれない場合、実績グラフ値の半分程度の利益・損失が発生する。逆に2倍用意できれば、同期間であれば2倍のリターンが発生したという事実です。

ポートフォリオのリスク・リターン確認サイト

インデックス投資のキモは、ドルコスト平均法を採用する場合、資金量によってリターン・リスクが増減します。同じ指数に連動するものであれば、似たり寄ったりなりターン・リスクになるので、投資資本は多ければ多いほどリターン・リスク共に大きくなります。

※リスク・リターンのポートフォリオ作成は、ファンドの海でいかようにも作成できます。

リンクファンドの海

暴落見て途中で辞めるという選択肢は除外して、毎月資金投下を行うとなると資金は多ければ多いほど良いということになります。前提条件として、投下しつづけられる資金量を用意する必要があります。

長期リターンのザッとした見方

株式の長期運用リターン平均が約5-6%なので、株式オンリーで考えた場合以下の通りの平均リターンとなります。(参考:マネーシュミレーター「みらいの電卓」)債券を組み合わせるともう少しリターンが落ちます。

毎月の積立額3万円・予想利回り5%・積立期間25年で1,757万円

【元本900万円・運用益857万円

毎月の積立額5万円・予想利回り5%・積立期間25年で2,928万円

【元本1,500万円・運用益1,428万円

毎月の積立額10万円・予想利回り5%・積立期間25年で5,857万円

【内元本3,000万円・運用益2,857万円

積立できる金額は人それぞれだと思われますが、独身・DINKs世代なら月10万円可能だとしても、子育て世代真っ最中の方であれば、3~5万円が限度といった所ではないでしょうか。

毎月5万円で理論上25年3,000万円付近に到達するので、これを多いと見るか少ないと見るかで考え方が変わってきます。

債券を組みこまなかったり、年数を縮めると相場環境が良ければ達成できますが、悪ければ逆にマイナスも大きくなる覚悟をする必要があります。

リンクマネーシュミレーター「みらいの電卓」

結論:インデックス投資のリターン・リスクは投下資本に比例する

当たり前の結論ですが、これを実際の投資グラフで見せてくれたことに、本著の一番の価値提供がありました。

日本でも、インデックス投資が主流になっていくのでしょう。

ある程度は積立投資しないとダメだなと、痛感させられた一冊です。