ネット界隈では、この1年近くでチラホラ見ていました。地上波のニュース番組にとりあげられるということは、ある程度認知度向上してきたんでしょう。
FIREしたい!した!という方のインタビューを交えながら、FIRE特集を組んでいますが、あこがれる方も多いんでしょう。
以下のような意見ですね。
- 何が楽しくて嫌な上司に仕え続ける必要があるんだ?
- 毎日夏休み最高!
一方、以下のような方々もいます。
- 毎日夏休みなんて何するんだ?
- やることなくなるんじゃないの?
- やりがいは?
どっちも一長一短あって、私は『FIREやりたかったらやればいいんじゃない?自己責任で』という派です。ニュース特集とかも、やってれば見るかもしれませんが、FIREしたいとは今のとこ思いません。
FIREがダメ!という高尚な意見を持っている訳でもありません。私のFIREに対しての、スタンスをまとめておきます。
そもそもFIREとは?
FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略です。
経済的自立を獲得して、早期退職リタイアするという意味です。
若者を中心に広がっていますが、最近では中高年でもFIREを目指すという方が増えています。FIRE本と検索すれば、やり方本がワンサカ出てくる状況。
それだけ、日本という国の閉塞感が強くなってきているんでしょうね。バブル崩壊前は、国民一丸となって上を目指していましたが、崩壊後30年。高所得層と低所得層の分断が進み、一般的家庭モデルが崩壊。
先の見えない政治の迷走。少子高齢化。海外情勢。コロナ禍。色々な要因が絡まって、FIREを目指そうという方が増えているのでしょう。
歴史的な株高も、後押ししているように感じます。
FIREしたかったらすればいい
そんなFIREですが、冒頭にも書いた通り『FIREやりたかったらやればいいんじゃない?自己責任で』という考えです。
資産額にもよりますが、FIRE熱に浮かされて安易にFIREしている方もいるような気がします。イヤイヤ俺は違うんだ!という方もいますが、ホントにキチンと理詰めで考えて、FIREしている方というのはごく一部でしょう。
最近のFIRE層は、低年齢化しだしているので、どう考えているのか分かりませんが、以下のような基本的な事項は抑えていると思います。
- ある程度の貯蓄、投資知識
- 基本的な年別収支
- 年間の支出額の予測
- 最悪時の予測
ここまでは最低限で、ここから『運』が大きくからみます。
- 不足事態(事故等)で寝たきりになった
- 10年近くFIREを続けて、金銭不足状態になった
FIREとセミリタイアとは相性がいいのですが、大きく金融資本が損なわれると、挽回しづらくなります。人的資本が先細っていく方が多く(一部除く)、金融資本への依存度が高いためです。
FIREしていない人も運の悪さはどうしようもないのですが、ある程度のセーフティネットもあるのも事実。その辺も折込済で、FIREしたい!というのであれば、止めることもないでしょう。
『FIREやりたかったらやればいいんじゃない?自己責任で』となります。
FIREに向いてそうな属性
ここからは、FIREに向いてそうな属性です。以下のような要素を持っていると適正高そうな気がします。
- 独身
- 社交性高い
- 「働く」以外に目的を持てる人
- 金銭感覚が高い
- 低コストで生活できる
てか、、、すべて持っているなら、別にFIREせんでもいいくらいですね。独身、金銭感覚が高い、低コスト生活ができるは、必須でしょうか。
資産規模にもよりますね。
5,000万円でFIREするのと、2億でFIREするのとでは全然違います。
現金2億あれば、オレオレ詐欺とかに引っかからなければ、ある程度の生活はできるのではないでしょうか。そこまでの資産持っていれば、FIREせんでもFIRE同然なんでしょうけどね。
FIREにに向いてなさそうな属性
FIREに向いてない属性は、向いている属性の逆ですね。
- 世帯持ち
- 社交性低い
- 「働く」以外に目的を持てない人
- 金銭感覚が低い
- 高コスト生活
パワーカップルみたいな世帯ならいいですが、子供がいるとFIREは非常にしづらいです。
子供はいい面もすごくあるのですが、金銭面からいうと最終的にどれくらいかかるか分かりません。他の面で高い適正をもっていても、まとまった資産がない限り、FIREしづらいでしょうね。
金銭感覚が低くて、高コスト生活な方は、それ以前に難しいですけど。
最後は自己責任
どんだけ適正が高くても、不測の事態は起こりえます。
働いていても起こるので、こればっかりは自己責任で決めてもらうしかないですね。ただ、FIREできる層(セミリタイア除く)って、かなり限られてくるんじゃないかと。
セミリタイアとかなら、Uberイーツとか活用しながらとか、やり方はいくらでもあるみたいですが。私は二の足ふみますね。
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