支払いは、キャッシュレスor現金かどちら?と聞かれたらどう答えますか?
最近のキャッシュレス手段は幅広くないっており、クレジットカード・プリペイドカード・電子マネー・キャリア決済まで何通りもあります。
3年くらい前から我が家も、キャッシュレス家計を実践しています。
では、どちらがお金が貯まるのか?といなると話は別です。
人それぞれ家庭それぞれの状況によって、どちらを選択した方がいいのかを判断する基準が必要となります。選択の結果、現金派の方がいい方は少なからずいます。
ただし、結論的には考え方次第で、どちらでもお金は貯まるはずです。全ては、コントロール=貯まる公式の遵守次第になります。
「キャッシュレス派は現金派と比べて貯金上手」
ジェーシービーが3月19日、こんな調査結果を発表した。昨年1年間での平均貯蓄増加額を比べたところ、キャッシュレス派は87.6万円で、現金派32.5万円の2.7倍だったという。
引用:ITメディアニュース
たまたま見かけた記事にインスピレーションをもらって書いているのですが、2.7倍の数字の根拠が以下の表です。
引用:ITメディアニュース
見た限りでは、キャッシュレス派が現金派を大幅に上回っています。ただし、サンプル量が1,000と少ないのと3年間調査となっていますが、1年毎に調査しているのか3年間の貯蓄額を思い出しながら結果に反映しているのかが不明です。
JCBの販促資料なので、現金派が上回ると都合が悪いというのもありますが、ここまで差が開かないと考えます。サンプル量が少ないので、お金持ちが10人いれば数字も大分動きます。そして、お金持ちはキャッシュレス派が多いと・・・
真に受けて「私もキャッシュレス!」といきなり決めないようにしましょう。
現金派でいた方が貯まる可能性が高い人達
では、どういう人が現金がいいのかという面から見ていきましょう。
1.レシートをノートに貼る習慣がない人
財布に溜まっているレシート
どうされていますか?財布の中に入れたままパンパンになっていませんか?
一定量溜まったら、捨てるという方も多いみたいです。
人それぞれで別に構いませんが、もったいないお化け(古!)がでてきますよ。
企業がビックデータを集めているのは購買行動を知るためですが、レシートはスモールデータといっても過言ではないその人特有の個人情報です。
自身の購買特性を知り、反省と改善をするためには欠かせないツールです。
レシートを捨てるということは、自分が何をどういう気持ちで買ったのかということも捨て去ってしまうということです。
知らない間に使いすぎていたとか、何に使ったんだろうか分からないけどお金が無いという方は現金の方が良いでしょう。
2.家計簿アプリを使わない人
最近流行りのフィンテックアプリ
ファイナンス+テクノロジーの略語ですが、家計簿アプリの世界にも進出しています。
マネーフォワード・フリーといったお財布アプリもたくさん出回っています。
こういったアプリは、支出が分かりやすくなるので是非導入しましょう。
ただし、過信すると数字を見るだけアプリになりがちなので、1のノートをレシートに貼ると併用しましょう。
逆に使用しない場合、支出が非常に分かりづらくなります。
参考無料家計簿アプリマネーフォワードのメリット・デメリット半年使って分かったこと
3.カード払いだと気が大きくなる人
クレジットカードというのは、際限なくショッピングができるカードです。
現金が見えないので、つい気が大きくなりがちになり散財する可能性が高くなります。
私の場合は、よく楽天でやらかします。
カードを使うなら、極力カードに振り回されないようにしましょう。
4.お金を本格的に使いだし始めた人達(新社会人)
新社会人の方でカードを早速使いまくっている方がいますが、1年程度は現金払いをオススメします。
それまでに定期的な収入があって(バイトではなく)、お金の管理をしていたという人ならカード払いでもいいですが、そうでない方はカードは少し我慢しましょう。
私も含めて日本では、小学校〜大学までに「お金」の基礎知識を学ぶ方が少なすぎます。少し学んでから使いだしても遅くはありません。
5.貯蓄が比較的無い人
貯蓄の大小は、人それぞれの境遇・事情があるので何とも言えませんが、比較的少ない方は現金払いの方が帳尻を合わせやすいはずです。
カード払いの場合、支払いのズレが1ヶ月〜最長2ヶ月程度ズレが発生します。
法人の場合は、支払いが後出しの方が断然有利ですが、個人の場合はそうとも言い切れません。支払いのズレが発生しない現金払いの方が、楽にコントロール可能です。
キャッシュレス・現金どちらでも貯まる人は貯まる
現金派でいた方が良い人をあげましたが、基本的には支出のコントロールができればどちらでも貯まります。
収入よりも支出を少なくして、貯蓄をするという地道な努力が必要です。
キャッシュレス派のメリットとして、クレジットカードのポイントがよく挙げられますが、そこは些細な問題でまずは『収入−支出=貯蓄』の公式を頭に入れて貯蓄にはげみましょう。
ポイントに振り回されて、支出が多くなると本末転倒になります。
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