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ホリエモンの本『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

最近ライブドア事件に関して色々と調べているんですが、ライブドア=ホリエモンと切っても切り離せない関係にあります。

そんなホリエモンこと堀江貴文氏が最新刊を発行したとのことだったので、読んでみました。

私自身は当時ライブドア事件をTV上だけで体験した人間なので、ライブドア株の株式100分割暴騰や特捜部が入って株価大暴落したのも当事者でないのでイマイチピンとこない方です。

なので、ホリエモンに個人的な感情はあまりありませんでした。当時は、成り上がりの寵児でヒルズ族(死語?)だったとしか覚えがありません。

昔出していた『稼ぐが勝ち』という有名な本を1冊読んだくらいです。

読んだ感想として、根本は昔のままなんだけど、表現の仕方がやわらかくなったなと感じました。そんな堀江貴文著『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』をご紹介します。

通帳ではなく自分に貯金する

「貯金がないと不安だ」と思う人は多い。

なぜ不安なのか?僕の答えはひとつだ。自分に自信がないからだ。自信がないから将来の自分が不安になる。その不安を、貯金で穴埋めしようとする。

P.141

私も貯金がないと不安派なので、刺さった一言です。

自信が無いから貯金するというのはあるかもしれませんが、一概にそれだけではありません。自信があろうが無かろうが、貯金はあった方が精神的に安定すると考える派です。

圧倒的な自信があれば、その自信を源に稼いでこれるんでしょうが、みんながみんなホリエモンにはなれません。

ゼロの自分にイチを足す

人は誰しもゼロの状態からスタートする。そしてゼロの自分にいくら掛け算をしても、出て来る答えはゼロのままだ。

〈中略〉

掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう。

P.153

これは今の若い子(私も含め)にとっては、見習いたい所です。

ホリエモンの世代よりもコスパ・ショートカット・お任せといった言葉が大好きな世代です。地力が付いてないのにノウハウ本を読み漁ったり、カリスマと呼ばれる方の真似をしようとする。

ゼロに何を掛けてもゼロなのに・・・

人生には「いま」しか存在しない

僕らの人生には「いま」しか存在しない。

過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めない。

かけがえなのない「いま」に全力を尽くすこと。脇目も振らず集中すること。将来の自分とは、その積み重ねによって形成されていく。

P.212

「いま」を純粋に集中して生きるというのは、すごいシンプルで合理的な考えでいかにも堀江さん的な考えですね。

ただ、「いま」しかないのは分かりますが、人は過去も未来も含めて人です。私の場合時には過去に引っ張られたり、未来を不安に思ったりすることもあります。

まとめ

堀江さんの幼少期の出来事なども綴った1冊。ホリエモン=犯罪者と決めつけて読まずにいるのはもったいない1冊です。

ただ、これを読んで「俺も起業して一旗あげるぜ!」と思うと危ういです。自分から出てきた気持ちならいいですが、読んでのそれは著者の術中にはまっています。特に就活中の学生とかは、一回企業で働いてからでも遅くありません。

そういう方はホリエモンの著作だけなく、他の方の書いた起業関連本も読んでみましょう。起業は簡単ですが、維持は百万倍難しいです。

それにしてもライブドアショック当事者だったら、ライブドア株持っていたらタラレバですが、どう思っていたのかなぁ。

やっぱりホリエモン恨んでたのかなぁ。いやそれはないか・・・潔く結果論で済ませたかなぁ。そもそも持たなさそうですが(汗

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