2017/07/01

ライザップグループ祭の内容と懸念

「ブゥーチッブゥーチッ♪ ペーペケッペッペペーペーペペ♪ ブゥーチッブゥーチッ♪ ペーペケッペッペペーペーペペ♪ 」

独特のBGMで人気なライザップですが、2017年6月末現在株式市場でも大人気になっています。

ライザップ祭といってもいいくらいの規模であがっていっている訳ですが、少なからず保有しているので、ブログでもピックアップしてみます。

ライザップ祭の内容と懸念について書いていきます。

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ライザップとは?

RIZAPグループ株式会社(ライザップグループ、英称: RIZAP GROUP, Inc.)は、健康食品やダイエット食品の製造・販売などを行っている傘下子会社を総括する持株会社。札幌証券取引所の新興企業向け市場アンビシャスに上場している。組織形態は監査等委員会設置会社である。

Wiki参照

ライザップの会社は、CMでお馴染みのボディーメイク事業だけでなく、様々な事業をしている集合体です。

昔は、健康コーポレーション株式会社(後にRIZAPグループ株式会社改称)と呼ばれていて、『どろあわわ』という洗顔用品をメインに売っていた会社です。

現在札幌証券取引所(以下札証)という地方取引所に在籍しており(2017年6月現在)、代表者瀬戸健氏に率いられている会社です。

時価2,000億円を超えてきている大企業で、札証の1日取引の8割以上を叩き出す時もあり、目下東証への変更申請待ちを投資家は期待しています。

また、ライザップグループの異色な所は、落ちぶれた上場会社を買収して立て直して、野球の野村再生工場みたいなことをやっている点です。

最近買収した企業でも以下の通り様々な企業に買収攻勢をかけています

  • ぱど
  • マルコ
  • 堀田丸正
  • ジーンズメイト
  • SDエンターテイメント

何故祭化したのか?

ライザップの5年チャートですが、2年の雌伏期間を経てうなぎ登りしております。

途中分割をしているので、初期に持っている方は100円未満株価で保有してらっしゃいます。20倍以上になっている計算ですね。羨ましい・・・

個別株投資は、賛否両論あるのですが時期と当たれば20倍高は稀ですが、10倍高程度ならゴロゴロあります。

逆に言うと、10分の1、20分の1、紙くずまであるということです。

そこは置いておいて、何故祭り化したのか要因をあげてみます。

  • 東証移行期待
  • 実績の積上げ
  • 買収各社の会計収支の増大
  • ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュの事業化目処
  • 魅力的な優待

それぞれ見解を説明します。

①東証移行期待

ライザップの値動きを見てきましたが、着火点はこれだと思われます。

札証のいる内は、大手機関も制約があって手がけづらい。東証に移行すれば、TOPIXの買い需要もありますし、流動性も増します。

後述しますが、株主総会時にも東証移行の話はチラッと出たみたいですので、かなりの期待値となっています。(ただし、1年前以上から社長は言及している話)

東証上場については時期を言えるわけないのですが、着実に準備は進んでいる

こんなの言われたら確実に株主は移行すると考えますよね。

「ライザップゴルフ」「ライザップイングリッシュ」についても好調発言。ダメ押しの社長の涙まで見せられたらコロッといきそうですね・・・

②実績の積上げ

東証移行期待だけではここまであがりません。

上手はライザップのIRサイトから引っ張ってきていますが、キッチリ結果も出しています。まさに『結果にコミットする』を地でいっていますね。

ただ、会計上(IFRS国際会計基準)利益が乗っているともいえます。

③買収各社の会計収支の増大

先程も書いた通りライザップは、IFRS国際会計基準を採用しています。

日本基準といくつか差があるのですが、特に顕著なのがM&A(企業買収)に関する項目。

詳しく書くと丸々1記事になるのですが、「のれん」の評価基準が違うとだけ認識下さい。

※「のれん」とは、会計処理上、買収企業における子会社株式と被買収企業の純資産との差額として認識されているものです。

買収企業を格安で取得した際、「負ののれん」(企業を買収するときに、その企業の時価純資産額を下回る金額で割安に買収した場合、その差額が「収益」として計上されるもの)が発生します。

これがライザップの利益を押し上げている要因の1つです。

先程の買収企業一覧でも見た通り、ジーンズメイト(衣料業)やぱど(広告業)といった所は有名だけど落ち目な企業群でした。

こういった企業群を格安買収して、利益を押し上げている一面があるのです。それに加えて買収先企業は上場企業が多数。その上場企業も株価が2倍・3倍という状況。

ライザップの場合、第3者割当増資で対象企業の株式を取得するやり方なので、格安取得した株式にまで含み益が乗る始末。

あがらん訳がないというわけです。

最近では同じ手法で堀田丸正(繊維・宝飾品業)という会社を買収していますが、買収後急騰中です。

ただし、今はライザップとのシナジー効果で順調に回転していますが、逆回転した時には雪だるま式に損失が拡大する可能性もあります。

IFRS国際会計基準の場合、毎年減損テストという回収可能額の見積が必要です。その際に回収不能な分に関しては、減損し損失処理しなければなりません。

買収会社の業績が好調な内はいいのですが、不調になった際にどう切り抜けるかも細心の注意が必要になります。

④ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュの事業化目処

ライザップ本業の好調さも目につきます。

今までCMでバンバン露出していたダイエット関連だけではなく、ライザップゴルフ(ゴルフ)、ライザップイングリッシュ(英会話)も一人立ちできるかもしれないラインにきているそうです。〈株主総会談〉

ゴルフに関して言えば、スコア100というのは絶妙な所で、30~40代おじさん連中にとってみればやってみたいなと思わせる効果大になっています。

他のこういったコミット型ゴルフ教室あるのはありますが、露出は断然ライザップゴルフですし、ある程度の集客力が見込めそうです。

⑤魅力的な優待

ライザップの株主優待は豪華極まっています。

個人株主の中には、優待族と呼ばれる方が少なからずいるのですが、確実にライザップグループの優待は特集が組まれています。

ライザップの上手い所は、このカタログ選択制になっている優待品に毎年買収企業先の優待品もプラスして提供している所です。

そして、このライザップ優待品を買収先企業の株主優待にも追加するということまでやっています。これをやるとその株式に対するお得度が増す訳ですので、欲しい人が増える→株価が騰がるという現代の錬金術の出来上がりです。

後から考えたら単純な方法なのですが、これは非常に効いてきます。

まとめ

2017年6月ライザップ祭りの概要を再度まとめます。

  • 東証移行期待(株主総会での発言含む)
  • 実績の積上げ(現状結果にコミット)
  • 買収各社の会計収支の増大(「負ののれん」使用の会計手法含む)
  • ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュの事業化目処
  • 魅力的な優待

この5つの要因プラスαで冒頭の株価暴騰が起こっています。

大昔にライブドア(ホリエモン)がした手法と被りますが、また同じような醜態を見せるのか、はたまた「結果にコミットする」を達成して、超巨大企業になるのか注視していきたいと思います。

株主なので、じゃんじゃん上がるのは歓迎なのですが、結果にコミットしてね。

それにしても関連株も全部買うべきだったorz