「電池が切れるのは嫌」
娘が一言言うと、そのまま私の服に顔を埋めて、イヤイヤと首を振られました。
何気ない一言だったんですが、まさか泣かれるとは思っていなかった私はオロオロ・・・
こんなに感受性が高くなっていたのかと驚き反面、悪いことしたなと罪悪感半分で頭を撫でててやることしかできませんでした。
TVでの感動動画特集
たまたま妻の帰りが遅く、娘と二人で留守番していたある夕方。
TV特番で感動動画特集というのをやっていて、ディズニーの1日を監視カメラコマ送り動画等をランキング形式で流していました。
娘とすごいねーと言いながら見ていたんですが、ランキング1位の動画で娘が固まってしまいました。
生と死をテーマにした動画です。瀕死の毛糸で形づくられた人形が、段々糸がほどけて亡くなる過程を流していました。
その糸の先は・・・という動画なのですが、見てもらった方が分かりやすいので動画をアップしておきます。
この動画の亡くなる過程で娘が「なんで?お人形さん無くなっていくの?」と一言。
とっさに出た私の返答が「電池が切れて、無くなっていくんよ。みんな最後には、電池が切れちゃっていなくなるんよ」と3歳児に向かってバカ真面目に回答してしまいました。
そして、冒頭の一コマです。
その後必死に「まだまだ電池切れるなんてことは無いから大丈夫!」と言ったのですが、後の祭り。その日は、お風呂でもベットでも離れることはありませんでした。
生きているものはいずれ死ぬ
どう言えば良かったのか・・・
機転を利かして「すぐに元気な姿で元通りになるよ」とか言えば良かったんでしょうか?
『生きているものはいずれ必ず死ぬ』のは、明白です。
嘘をついてまで隠す必要もないと判断して話しましたが、分別のつかない娘にそういった話をするのはコクかなとチョット反省中です。
死について
話は変わりますが、30代ということもあって、身近な死と直面しだす回数が増えています。
親族、友人、会社関係・・・これからも色々な死と遭遇します。
時間というものが平等な反面、いつ死ぬか?というのは不平等な面があります。
明日車で事故するかもしれないし、不治の病になるかもしれない。何が起こってもおかしくはないです。ただ、そんな事をずっと考えていても意味がないです。
「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」と昔スティーブ・ジョブズがスピーチの中で言っていましたが、分からないものは悩んでも仕方ないですし、今目の前を人生最後の一日と思って集中した方が何倍もいいです。
スティーブ・ジョブズの名スピーチ。聞かれたことが無い方は、一度聞いてみて下さい。
娘とのやりとりで死について考えだしたのですが、私も怖いです。
体験者はみんな死人なので、どんな気分なのか?とかどうなるのか?といったことも分かりません。
先ほども書いた通り、どうしようもないことは脇に置いて、今一瞬を大切にしていきます。
終わりに
娘への何気ない言動から泣かせてしまったわけですが、子供を持つというのはこういったなぜ?に答える連続なんだろなと怖さ半分・楽しさ半分な気持ちです。
娘が翌日には忘れていたことは言うまでもありません。
私のこの反省の気持ちをどこに持っていけばいいんだ!?
コメント
この記事見てから 死 に対する考えが深まった(´・ω・`)
誰か周りの人が死ぬと考えると、、、、
最近たろさんの記事見始めたんですけどどれも面白いのばかりで時間がなくなってしまう(笑)
コメントありがとうございます。
死に対して漠然と思っていたことを娘に気づかされた感じです(@@;
>最近たろさんの記事見始めたんですけどどれも面白いのばかりで時間がなくなってしまう(笑)
そう言って頂けると更新の励みになります。またお越しください。