約2年前にFUNDINNO(ファンディーノ)経由で未公開株に投資しました。
その当時は、IPO〈新規上場〉したら、倍くらいもうかるんだろうなとぼんやりアホみたいに思っていた次第です。
今からしたら、安愚楽牧場とか笑えないレベルの投資でした。
もう不良債権化まっしぐらで、貸借対照表の固定資産項目から10年くらい動かないんじゃないかなと諦め半分でした。
そんな所に、創業者からの株式買取要請ということで、渡りに船で売却=イグジットしました。ラッキーだったというだけですが、色々と思うとこもあるので、経緯と感想を書いていきます。
※秘密保持などなかったはずなので、書いていますが、譲渡先からクレームがあったら削除します。
投資先(フィッシュ・バイオンテック株式会社)
投資時には、株式会社クラウド漁業という会社でした。
昨今流行りのAIクラウドとサバ養殖を掛け合わせて、事業化していこう!という主旨だったと記憶しています。
この会社何店舗かサバ専門店「SABAR」を運営していて、昔から知っていた+飲食業を営んでいるので入り口から出口まで事業として成り立ちやすいのでは?と考えて投資しました。
当初多い時には、月に5回以上IRを出していて、順調に取り組んでいるんだなと1年くらいは眺めていました。
業績不振+コロナ不況へ
年1回貸借対照表・損益計算書(BS/PL)が送付されるのですが、研究段階から販売段階までが遠かったですね。
こういうベンチャー企業は、これが普通と言えば普通なんでしょうが、財務諸表見た時は「長期塩漬け確定だな」とつぶやいてしまいました。
そうこうしている内に、2020年のコロナがやってきました。
飲食業なら、どんな業種でも突風のような向かい風状態となっていましたが、フィッシュ・バイオンテック株式会社も同様です。
IRでもTAKE OUTを中心にがんばっていましたが、大丈夫かなと密かに心配していました。
突然の売却(イグジット)提案
12月中旬にIR情報で急に「重要なお願い」という項目で、情報がアップされていました。
中味を確認すると、創業主からの買取要望でした。
売却可否をネット回答後、譲渡契約書を送付するというものでしたが、期限は一週間弱・・
年末=個人事業主と考えると、年内に終了させておきたかったのでしょうが、寝耳に水でしたね。大株主の創業主が買取請求出したということは、ある程度上場に目処がたったのかなとも想像してしまいます。
少数株主で居残っても、上場前増資とかされて希釈化されたら目も当てられないので、早々に売却回答を送付。
3営業日くらいで売買成立→振込入金となりました。
実際の売却益は?
実際の売却益ですが、額面500円に対して150円アップの650円でした。
投資額もしれていたので、利益も少ないですが、何より元本を戻してくれたことが非常に助かりました。
プラスと言っては何ですが、サバの実物支給もあるみたいなので、楽しみにしています。
大手出資先の影
突然の創業主からの買取提案でしたが、理由が大口の出資先が見つかったというものでした。
前々から、ドコモ・JR西日本等IRに載っていたので、出資先そのへんじゃないかなと推定しています。(推定なので、分かりませんけどね!)
どちらにせよ創業者の立場からしたら、大口の出資先依頼は断れませんし、私がそうでも小口投資家には退場してもらうと思います。
個人小口株主としては、プレミアム乗っけて、買い取ってもらえるだけ非常に助かりました。
この場で創業主にお礼言わせて下さい。「ありがとうございました」
FUNDINNO(ファンディーノ)使わないかも・・・
一回やってみたら分かりますが、基本未公開株なので、創業主側からの何らしかの提案が無いと不良債権化します。
今回たまたま売却(イグジット)できましたが、これも創業主側からの温情ですね。
次もっかい別の会社に投資するかというと、多分使いません。
もう少し手離れのいい債券系で、メルカリとかの大手が発行体なら有りかもしれません。
最近も瞬間蒸発してましたね。
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