昔『クレジットカードか現金支払かどちらが貯まる?』という記事を書いたのですが、その時点では人によって違うよねという結論で終わっていました。
最近、楽天住人になって楽天をよく使用するようになったのですが、明らかに現金より使用金額が増える結果となっています。年末商戦に巻き込まれているというのもあるのですが、クレジットカードと現金の特性の違いからきているものと感じています。
来年消費税率アップとなって、クレジットカード使用した場合、5%分返ってくるという案も出ています。今まで現金派だった方も、クレジットカード派に移行する方も多くなってきそうです。
そういう方たちに向けて、「思っていたよりは、クレジットカード使用でお得にはなりません。」と自身への警鐘の意味合いも込めて、書いていきます。
クレジットカードと現金の特性の違い
クレジットカードと現金の違いというのは、ずっと昔から議論されていて、ほぼ出尽くし感があります。最大の違いというのは、支出の痛みの有る無しでしょう。
クレジットカードの場合、手元に現金が無くてもクレジット(信用)で買えてしまうので、お財布を開けても現金は減りません。
逆に現金の場合、お財布から直接出ていくので、現金が可視化できて使い過ぎた場合も抑制が効きやすくなります。
我が家も昔は現金派で現金保持メリットのが大と判断して、現金運用をしていました。
クレジットカード運用に変更して、3年弱経過するのですがこれまであまり不都合は感じずきました。楽天住民になる前は。
楽天ポイント地獄
最近CMも頻発中な楽天カード
「楽天カードマン♪」の声を聞かない日は、無いと言っても過言ではないくらいに宣伝しています。楽天の場合、楽天経済圏と呼ばれるグループ各社のサービスを利用すると、ポイントが倍付けされる楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)を実施しています。
楽天銀行・証券・楽天モバイルといった各種サービスを使用or預金すると、継続的にポイント倍率が上がります。私の場合も、ポイントザクザク貯まる方がお得なので、色々加入したりして常時10倍前後を達成しています。
参考楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)実際の取得方法・脱出候補まとめ
楽天SPUだけならいいのですが、これにプラスして楽天の場合「楽天お買い物マラソン」「楽天スーパーセール」と名前を替え品を換えて、定期的にセールを実施しています。
「10店舗回ったらポイント10倍!」「10万使用したらポイント10倍!」とかの条件で消費者の購買意欲を煽ります。
必然的に楽天中心の買い物になるのですが、必要なモノ以外に不急不要なモノまでついで買いをしやすくなります。
11~12月とセールが頻発していて「お買い物マラソン」「スーパーセール」「お一人様DAY」とセールだらけ・・・
1つ買い出すと、あれもこれもと際限が無くなる危険性が高くなります。ポイント倍率が上がると言っても、購入金額自体は下がらないので、購入すればするほど費用負担は重くなります。
まさしく、楽天ポイント地獄状態です。
楽天側の甘い罠にドップリと浸かっている訳ですが、クレジットカードってホント買うハードルが限りなく低いです。今から本格的にクレジットカード生活する方(楽天カードは特に!)はホント気をつけて下さい。
クレジットカードを賢く使用する方法
逆に消費税減税目的でクレジットカードを導入する場合、賢く使用する方法としてどうやっていけば良いかを考えてみましょう。
- 極力ネットショップ(Amazon・楽天・ヤフーショッピング)に近寄らない
- 現金の替わりにのみ使用する
- マネーフォワード等の家計簿アプリと連携して、費用の見える化を行う
- モノを買う前に半日でもいいので、時間を置く
- 収入以上の支出を行わない
ネットショッピングしないのはかなり厳しいですね・・・。ネットショッピングの便利さを享受しているので、中々抜け出せません。逆に言うと、今までネットショッピングをやっていなかった方は、極力近寄らないという方法は取れますね。
現金払いで使用していたモノ以外、買わないのもありです。ただ、クレジットカードじゃなくて、QRコード決済アプリ(LINEペイ・ペイペイ等)入れた方がいいような感じはします。QRコード決済アプリは、店で使用する前提で開発されているので、クレジットカードのようにネットショッピングとの親和性が高くないんじゃなかと感じます。
マネーフォワード等の家計簿アプリは、必須ですね。現金よりも確実にお金の流れが見えにくくなるので、「見える化」をするためにも、クレジットカードを家計簿アプリと連携させましょう。え?連携させるのが怖い?
最近の家計簿アプリはセキュリティもシッカリしているものが多いので、大丈夫ですよ。
高齢者の方はその辺難しい方もいらっしゃると思うので、使いすぎに注意しないといけません。〈高齢者蔑視ではなく、明らかにクレジットカードを使っていない高齢者に持たそうとしている政府批判です。クレジットカード破産が増えそうですね。〉
モノを買う前に時間を置く、収入よりも多くの支出を行わないというのは、有名すぎる対策ですね。これができたらお金が貯まるのですが、現代は消費誘惑が多いので、中々できません。
思っていたよりは、クレジットカード使用でお得にはなりません
今からクレジットカードをメイン使いにしようとしている方は、思ったよりもお金は貯まらない+節約にならない可能性が高い事を認識しておきましょう!(ハマると大損している可能性も・・・)
楽天を筆頭に高ポイント還元を行っているネットショップは多数あります。が!ポイントを獲得するには、お金を消費する必要があるという大原則を常に頭の片隅に置いておきましょう。
最近支出が大きくなっている、クレジットカード族の先輩からの警鐘です。
楽天年会費無料だけど、使いやすすぎて両刃の剣みたいなカードです。敷居が低いんですが、誘惑が多いというか。楽天の戦略勝ちなんでしょうけどね。
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