投資系の週刊誌っていうのはあまり読まないのですが、山崎元氏のブログで推奨していたので、読んでみました。
結果、中々読み応えのある一冊だったので、ご紹介してみようと思います。
週刊ダイヤモンド新年合併号 内容
1913年創刊の「ダイヤモンド」ですが、色々盛りすぎ感がある一冊ですね。
- お決まりの各投資先(日本株・為替・米国株・不動産等)の2021年見通し
- お年玉銘柄
- 別冊:独学大全
- 2021年10大キーワード、各種業界見通し
- 過去の週刊ダイヤモンド連載の偉人(本田宗一郎・福澤桃介等)のコラム
- 著名人(スティグリッツ・ロジャーズ・マークス・フィッシャー等)の特別寄稿
大きく分けて6つぐらいでしょうか。
ちなみに上2つは、あまり興味ないというかいらないんですが、週刊誌系はこれが7割が通常ですから仕方ねいですね。
後ろに行くほど読み込みました。
投資週刊誌系を読む際の注意点
Z A Iや週刊ダイヤモンドといった投資系の週刊誌を読む場合、まず見通しとか推奨銘柄とかは外して読んだほうがいいです。
時間の無駄です。
個人で推奨している場合でも、提灯をつけにいくことになるし、よく理解してない状態で投資するのは非常に良くないです。
見通しに関しても、『誰も先のことは分からない。当たらない。当たってもたまたま』という投資の大原則を考慮すると、あまり意味がありません。
全体的な流れを理解するならいいですが、それはニュースでも十分拾えるレベルです。
あまり変わらない普遍的なエッセンスを読む
著名人(スティグリッツ・ロジャーズ・マークス・フィッシャー等)の特別寄稿を挙げたのは、この中に普遍的なエッセンスが散りばめられているためです。
ジムロジャースは、少しご自身のポジショントークが多いですが、ハワードマークスとかは『良い会社の株を購入し、それらを長期で保有する』のが、最も重要なこととあげています。
過去の偉人のコラムに関しては、歴史的な意義があり、歴史的背景の解説とざっくりと読むだけでも、過去を知るという意味で有意義な特集です。
2021年10大キーワードは、SDGs,IOWN構想等理解していない単語の理解に役立ちます。
各種業界見通しは、ご自身の業界以外の部分を読めば、新たな投資先の情報補完に役立つかも。
全体的にザックリ読むと便利な一冊
よくここまで詰め込んで、800円切る値段で出せるなというレベルです。
多分正月特別号ということもあり、新規読者獲得もしたいという考えがあるのでしょう。
上場企業の年収平均なんていう情報も載っていましたが、ある程度ザックリ摘みながら読まないと、読めない一冊になっています。
ザックリ読む分には、おすすめしたい一冊です。
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