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ジュニアNISAの出口戦略

利用率が悪く、2023年で終了するジュニアNISA

非課税なので、悪い制度ではないのですが、国民への浸透不足とつみたてNISAで十分という状況なのでしょう。

 

非課税枠が減るので、少し残念ですが、国が決定することなので仕方がないというスタンスです。

ある程度利用している方からすると、出口戦略を考えておく必要があるのですが、途中で売却するor保有し続け20歳時点で課税口座への2通りかなと考えています。

 

ジュニアNISAの出口戦略について、考えてみます。

ジュニアNISA終了検討について

ジュニアNISAの口座開設は2023年(令和5年)で終了し、その終了に合わせ、2024年(令和6年)1月1日以後は払出しが解除され、

18歳未満であっても、課税未成年者口座及び未成年者口座内の上場株式等について源泉徴収をされることなく払出すことができる

2020年税制大綱抜粋

 

2020年税制大綱は、ジュニアNISA終了の他に新NISA(現行一般NISAの後継)設定提案と盛りだくさんの内容になっています。

新NISAに関しては、別途解説しますが、今回はジュニアNISAに絞って考えてみたいと思います。

ジュニアNISAの変更点

ジュニアNISAの変更点としては、以下の通りです。

  • 令和5年(2023年)までで、制度が終了
  • 令和6年(2024年)以降は払出し制限がなくなり、源泉徴収されずに払出しができるようになる
  • 2023年12月末以降、当初の非課税期間(5年間)の満了を迎えても、20歳になるまで引き続き非課税で保有できる

期間が限られていますが、年間非課税額80万円とつみたてNISAよりも大きいので、資金余裕がある家庭なら使い勝手がよくなりました。

ジュニアNISAの出口戦略

ジュニアNISAの出口戦略と書きましたが、カンタンに考えるのが一番です。

私の場合、『お金が必要になった時に引き出し、それ以外は継続』というスタンスを取りたいと考えてます。

 

お金が必要と考えると、まずジュニアNISAの場合、学費が思い浮かびます。

大学費用は、バカにならないくらいかかるので、その分の補填でもいいでしょう。

学費に縛られず、必要な時に必要な額を引き出して、使用するのが一番シンプルです。

ただし、余剰資金でまかなえきれない場合のみです。

 

含み損が出ている場合、売却をためらいがちですが、どうしても引き出さないと家計が立ち回らないなら、引き出しましょう!

 

ジュニアNISAで何を買うかでも変わってくるのですが、インデックス投資を行うのであれば、時間が味方してくれる可能性が高くなります。

一部の高配当系の投資も同様です。

逆に長い時間(10年単位)をかけないと、損が出る確率も高くなります。

 

ジュニアNISAから特定口座に移して、子供に引き継ぐくらいが理想ですが、その時のお金次第といったところでしょうか。

ジュニアNISAは、余裕があるなら使用した方がいい制度

金融庁も廃止方向で検討しているジュニアNISAに関しては、その他のNISAや確定拠出年金(IDECO等)ほどPRしていないように感じます。

2020年税制大綱で、使いやすく改良されたので、NISA・IDECOの非課税枠を埋めれるくらいの余剰資金があるご家庭なら、検討してもいいかもしれません。

IDECOに関しては、長い拘束期間があるので、賛否両論ありますが、ジュニアNISAに関しては、拘束期間がなくなったので、値上がり益目的でも面白い制度になりましたね。

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お金らいふ

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