基本的に非課税枠(IDECO・NISA)を埋めれるだけ埋めて、その後課税口座を選択するのが正しい戦略です。
IDECOに関しては、拘束期間・出口戦略が必要なので、イヤがる方もいます。ただ、やはり税金というのは完全にコストなので、ここの部分を省けるのは大きいです。
基本線はといことですが、その基本部分に当てはめるは『国内外のインデックス投資』がいいです。
インデックス投資に関しては、別ページで解説しているので、詳しいことは省きますが、特定市場を全て買える低コストな投信でいいです。
ETFがいいという意見もありますが、低コスト投信(手数料年0.2%以下)で十分です。
初心者(私も過去そうだった)にありがちですが、個別株で一発当てたい!とNISA枠を使用する方もいますが、辞めときましょう。
過去色々使用しましたが、結局インデックス投資に非課税枠を使い切るのが一番楽です。
年間非課税枠を使い切った後に、まだ余力があるという方は、課税枠を使用することになります。
私は違う方法を取っていますが、そこもインデックス投資で埋めるのが精神的に楽です。
初心者がなぜインデックス投資を軸にするのが精神的に楽なのか?
- 歴史的に暴落しても戻る
- 配当再投資戦略にマッチする
- つみたて投資に好都合
- アクティブ投資に対して相対的に有利(コスト面)
- 精神的に楽(みんな同じ効果)
上記5つの理由を説明していきます。
歴史的に暴落しても戻る
色々な本に説明がされていますが、過去200年弱の株式市場で暴落後高値を超えれなかったことはありません。
先進国限定ですが、日本も特殊な要因の金融株を除けば2021年現在新高値爆進中です。
資本主義の根幹=経済成長がキーとなっています。
どこの国でも(中国でさえ!)、経済成長を伴わないと生きていけません。
それを言うと日本は長期停滞していますが、相対的にみると世界から置いてけぼりされています。
経済成長ありきと考えると、無限にパイを膨張していくしかないわけで、人工増or技術革新をしながら、経済成長させていく必要があります。
ということは、市場全体を買うインデックス投資はどこで買っても、長期的(10年単位)には勝てるはずです。
人口ボーナス+技術があるアメリカがもてはやされているのも、将来的にも経済成長すると見込まれて買われているワケです。
配当再投資戦略にマッチする
先程長期的=10年単位と書きましたが、数年レベルでの暴落も途中である想定で書いています。長期で考えると、暴落した方が好都合です。
毎年出てくる市場からの、配当を再投資できるためです。
個別株特有の無配リスクもなく、一定の上下した配当が毎年支給されます。
前述した投信等は、それを課税繰延で、再投資できます。
対象指数は、暴落している期間市場に連動して落ちていきますが、毎年配当分だけはプラスになります。これが、市場が反転しだすと、安く配当再投資している分+αの利益として返ってきます。
投資期間途中は大幅マイナスで、期間終了間際に買値に戻ってくるだけでも大幅プラスとなるので、理論上は投資した所が天井値でも投資期間が20年程度取れるなら、問題無しとなります。
配当再投資戦略を取る場合、長期的にはプラスになる投資対象が一番いいので、経済成長を直接とりこめるインデックス投資と相性が良いということになります。
つみたて投資に好都合
今から投資を始めるor始めた層の場合、資金の多寡は別として、つみたてインデックス投資が良い方法の1つです。
2021年1月現在、市場が高値更新を連発している状況から考えても、少しずつ投資していくのがいいでしょう。
最初に戻りますが、非課税枠(IDECO・NISA)投資なら、強制的につみたて投資になります。※NISAは、つみたてNISA使用の場合
非課税枠を使いながら、少額つみたて投資を行い、市場に慣れるのが初心者には重要です。
そういう面でもインデックス投資は、相性が良いということになります。
アクティブ投資に対して相対的に有利(コスト面)
株式投資で一番難しいのは、『自分の心理状態とコスト』と言っても過言ではありません。
コストの部分でインデックス投資は、圧倒的にアクティブ投資よりも有利です。
そして、大前提としてアクティブ投信の勝ち馬を、事前に誰にも予測はできないという点があります。
色々な本でインデックス投資のが、アクティブ投資を凌駕すると書かれていますが、以下の本が一番オススメです。
インデックス投資の創設神が、書かれた一冊です。
精神的に楽
最後にインデックス投資は、精神的に楽です。
みんなが同じことをしている(同調依存)のに、平均点以上を叩きだせます。
その他に以下のような点があります。
- 分析いらず
- 低コスト
- 対象市場に連動できる
- 投資しておけばほったらかしOK
- 下落耐性は最低限必要(アクティブより少なくすむ)
対象市場と低コストさえ、初期設定でクリアしてしまえば、後は下落耐性のみつけていけばOKです。
株式市場では「何もしない」という方法が、得てして有利性を出せるという点でも、稀有な市場です。
ただし、長期(10年単位)で保有しつづけるという前提が必要です。
『バカの1つ覚えで積立投資を10年-20年以上行う』というだけで、お金が増えるということができないバカ(私みたいな)がいるので、インデックス投資オワタだけはないでしょう。
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