米国投資の神様と言えばウォーレン・バフェット
ピーター・リンチ、チャーリー・マンガー、ジム・ロジャーズ、バートン・マルキール等々、きら星のごとくいる米国スーパー投資家の中で屈指の人気を誇ります。
そんなスーパー投資家バフェットなので、本も何冊も出していると思われがちですが、一冊も自著では出していません。
ちまたには、何十冊とバフェット本が溢れていますが、ありません。
親族の一人が書いたとか、自伝『スノーボール』を第三者執筆で書いたものが大半です。全く赤の他人が書いているトンデモ本もあるので、注意が必要です。
バフェットの著書とは言えませんが、バフェットの運営会社バークシャー・ハサウェイの年次総会時の発言や株主への手紙のまとめといったものは、1.5次資料として価値が高いのではないでしょうか。
色々なバフェット本がありますが、初心者に陥りがちな著名投資家真似をしがちな人物でもあります。
別にバフェットの真似をするなとは言いませんが、初心者は辞めておいた方が良いという話をしたいと思います。
バフェットの投資哲学
バリュー投資家として名高いバフェットですが、基本的にはベンジャミン・グレアム+フィリップ・フィッシャーの複合型です。
ベンジャミン・グレアムは、純粋な割安株バリュー投資家
フィリップ・フィッシャーは、有名な「15の質問」に代表されるワイドモード〈参入障壁〉+成長株投資家
非常にザックリとした説明ですが、旧来のバフェットが好んだ銘柄(ジレット、コカ・コーラ、クラフト・ハインツ)といった所は、適正価格で高い参入障壁がある銘柄を購入してジッと持っとくだけでバカデカイ利益をあげています。
これだけ聞くと投資って超簡単♪と思ってしまいますよね?
※最近は、アップル・アマゾンといった所も購入しているので、一概には言えません。
言うは易く行うは難し
日本のことわざですが、『言うは易く行うは難し』ってあるじゃないですか?
ホントあのままですよ。
バフェットみたいに「永久保有銘柄や!」って意気込んで保有したはいいものの、3ヶ月で株価だだ下がりで「やってられねーサヨナラ」となった方は何人もいます。
素人or玄人に、投資の神様のやり方を真似るの自体が無理があります。
絶対無理とは言いませんが、限りなく厳しいと言わざるを得ません。
習いながら慣れるのが一番
じゃあ投資素人は投資をするなと言うのかとご指摘がありそうですが、違います。神様の真似をしてもいいですが、自分の投資スタイルを確立していく必要があるという話をしているワケです。
本を読んで知識を積むのはいいことですが、実践しないと『絵に描いた餅』になります。逆も然りで、実践ばっかりやっていてもスタイルを確立する理論的なものを知識として持っていないと、いくら実戦経験を積んでも失敗の繰り返しになるでしょう。
要は、頭デッカチになるのではなく、理論と経験をまんべんなく積んでいきましょう。
バフェットの投資哲学は響きやすい
投資初心者ほどバフェットの言動は心に響きやすくて、注意が必要です。
冒頭でも書きましたが、バフェット以外にも凄腕投資家は一杯いるので、一通り読んで、それでもバフェットが良いと確信が持てるなら実践してもいいのではないでしょうか。
初心者ほど1つの投資法に執着しやすいので、注意が必要です。
投資初心者はバフェットよりインデックス投資
投資初心者なら、まずはバフェット銘柄よりもインデックス投資がオススメです。
バフェットも「インデックスファンドにある程度投資しとけよ」的なニュアンスで投資家を諭していますが、当然でしょう。
市場全体を購入できるインデックス投資であれば、市場平均値のリターンは確実に受けることができます。
銘柄選択やら何やら一切を市場に任せて、平均点は取れる投資です。
必ず儲かるワケではないですが、長期的(20~30年)には勝率がかなり高い投資法です。
オススメのインデックス投資本紹介記事
参考「全面改訂 ほったらかし投資術」インデックス投資をするならまずこの一冊
実践中の投資状況です。
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