家族の写真・ビデオデータは、年を重ねるにつれてドンドン増えていきます。
最近のデジタル機器は進化が進んでいて、スマホでも十二分に満足な写真や動画が撮影できるので、複数端末にデータがバラバラに眠っている状態が頻繁に起こります。
こうなってくると怖いのがデータの紛失です。メモリーカードや機器本体の物理的紛失から始まり、データ破損による読み込み不可といった事象も想定する必要があります。
我が家も例外ではなく、データが散乱していて、いつ紛失してもおかしくない状態でした。
大切な家族データなので、紛失すると2度とその瞬間は戻ってきません。そういう訳で、バラバラにあるデータを再整理+無くさないように紛失防止策を考えました。
整理前のメディア機器
整理前のメディア郡ですが、上記図の通りNAS・ビデオカメラ・カメラ・携帯2つ(iPhone)・その他外付けHDD記憶媒体とザット5つのメディアがありました。
子どものお遊戯・運動会にはビデオカメラ。海、プールといった局面で防水カメラといった風に考えて買っているのですが、増える状況に歯止めがかかっていません。
NAS(ネットワークHDD)に全部を統合しようと考えて購入したのですが、都度の移行作業がめんどくさい+HDD自体が壊れる可能性があるので中途半端にデータを貯めている状況でした。
整理保存先の選定
改善策を何点か考えたのですが、以下の3点に集約されました。
1.NASで管理
2.googleフォトで管理
3.Dropboxで管理
1のNASの場合先程も言いましたが、移行作業と耐久性の問題が少なからずあります。RAIDにしたり工夫はしているのですが、震災等で紛失する可能性は否定できません。
そのため、2と3を検討対象に入れました。こちらは最近流行りのクラウド管理ができるアプリですが、googleフォトは無料・ドロップBOXは有料(1TB)になります。
保存・再生だけならgoogleフォトだけでもいいのですが、googleフォトにも欠点があります。
Googleフォトデメリット1:規約に抵触したら即アウト
昔から言われている問題ですが、規約に触れる画像等を保存した場合google次第ですが、即使用停止さる可能性があります。
まさにgoogle神次第となるのですが、どういった画像ならアウトなのでしょうか。規約から拾ってみました。
ズラズラっとコンテンツポリシーが並んでいますが、差別的な表現・個人の機密情報・児童の搾取・性的コンテンツ・暴力この辺りは自分が意図していなかったとしても規約に引っかかる可能性があるので、注意が必要です。
Googleフォトデメリット2:自己中なシステム
無償で使っていて言っては悪いですが、自己中です。基本的にサーバ側のデータが絶対で、ローカル側のデータは付属としか見てくれていません。そのため、サーバ側のデータを消すとローカル側も消えるという悲しい仕様となっています。
何故かと言えば、クラウドとローカルを同期するシステムだからです。クラウド側を消すと『同期』という名目でローカル側を消すという仕様です。
これを避けるために同期しないとgoogleフォトが満足に使えないので、困った問題です。
Dropboxでの写真管理メリット・デメリット
Googleフォトの圧倒的な無料パワーメリットとデメリットを説明しましたが、もう1つのDropboxもメリット・デメリットがあります。
メリットとしては、googleフォトと違って独立したデータ保管庫なので、同期設定を取らなくても保存できます。(同期してフォルダ設定も可)
サーバ側消したらローカル側も消えるといった事態を避けられます。
復元も削除後30日間は保存されているので、復元性が非常に高いです。
容量に関しても有料版なら1TB=1,000GBと写真なら25万枚、ビデオで約160時間分のデータを保存できます。
デメリットとしては、有料(Dropbox Pro 1,200円/月)という面があげられます。
年間14,400円、3年で43,200円の出費は痛い所です。
ただし、ソースネクストから購入すると3年間24,000円で購入できます。1年8,000円として、667円/月なら許容範囲内ではないでしょうか?実質45%オフです。
これでも高い!となると外付けHDDで代替させる方法もありますが、物理的な壁があるので急に動かなくなったも覚悟する必要があります。
選択した整理・紛失防止策
結論から言うと、googleフォトとDropbox2つにバックアップするという方法を取りました。これならgoogleフォトが規約違反等で使用不能・サーバ側のデータを誤って消しても、Dropboxのデータが残ります。
逆もまた然りですが、Dropbox内のデータはバックアップ強度が高いので、ほぼどこかにはデータが残ります。
基本的にはローカル側にも残しておけますが、残さないという選択肢も取れます。
ローカルに落としたい場合は、Dropboxを外付けハードディスクで同期すれば、時間はかかりますが、簡単に落とせます。
では実際どのようにDropboxとgoogleフォトにデータ移行するかですが、人海戦術を取りました。大量のメディアデータのため、時間はかかりますが確実です。
携帯に関しては上記のアップロード方法を取ります。
携帯に関しては、iPhoneのアプリ(googleフォト、Dropbox)の2つを使って直接アップロード。その他のメディアは、パソコンを介してgoogleフォト、Dropboxにアップロードします。
欠点としては、携帯以外のメディアをパソコンを介して、2つのアプリにアップロードする必要があるという点ですね。そして、原本のメディアもローカル側に残らない仕様になります。
見てねに関しては、家族間外(おじいちゃん・おばあちゃん)にも見せれるように妻が落としてきたアプリですが、結構使えます。
暫定版としての運用で、もう少し簡略化できないか考えていきます。
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