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書評:社長のノート 仕事に大切な「気付きメモ」 長谷川和廣著

最近ブックオフを彷徨っていい本を探すのが日課になっています。

そんなブックオフで見つけた1冊『社長のノート 仕事に大切な「気付きメモ」 長谷川和廣著』から厳選した気付きをご紹介します。

何か一つでもみなさんの役にたてれば幸いです。

社長のノート 仕事に大切な「気付きメモ」

長谷川和廣さん略歴

中央大学経済学部卒業後、十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソンなどでマーケティング業務に携わる。

その後、ケロッグ、パイエルなどの日本法人社長を歴任したのち、50億円の赤字を抱えていたニコン・エシロールを1年で黒字化、2年目で無借金経営を達成した。

その他数多くの企業の再建に携わり、2000社を赤字から黒字へ転換させた。

巻末著者紹介

購入動機

本を買う前に巻末の著者紹介をよく見るのですが、2,000社の赤字企業を黒字にしたという部分に惹かれて購入してみました。

中身をよく見ると、結構体育会系の流れを組んだメモが多々見かけられました。

 

著者自信は凄まじい経験をしてきたんだなと、本書を拝見して感じました。

社長業というのは孤独と重責がつきものと聞いてますので、さもありなんと読み進めてました。

 

読んでいくとそういった部分以外のメモも出てきて、そっちが今の自分にも参考になるかなと購入。

メモ1:動物的カンがないリーダーは信用するな!

職場の周りの上司で妙にカンがいい上司っていませんか?

お客様の考えてることを先読みするとかのレベルではなく、AとBという新商品があってAの方が確実に売れるという判断をする上司。

 

新商品の優劣はあまりないのに市場に投入してみると、A商品がバカ売れ。

秘訣を聞いてみたら「勘だよ」とはぐらかされる始末。 これって勘だけじゃなく経験の集合値なんだそうです。

当の本人も勘としか言えないのでしょうが、こういった勘が働く上司についいくべきです。

メモ2:生き残り戦略はSKSSにあり

SKSSとは、差別化戦略・価格戦略・集中化戦略・隙間戦略の略です。

これは個人レベルでも一緒で、人と違う長所を持つ人、コストパフォーマンスが高い人、専門分野を持つスペシャリスト、他人ができない仕事ができる人と言い換える事ができます。

P64

人材といっても多種多様な方がいらっしゃいます。

その中で頭角を表す方というのは他者との違いを生み出せるSKSSが備わった方が多いです。

 

最近人事を担当していますが、採用側としても他者との差別化ができている方は採用しやすいです。

まぁ中小企業迄そういった方は、売れ残ってないのが実情ですが。

メモ3:アマチュアは問題を複雑にし、プロは問題をシンプルにする

日産の再建に尽力したカルロス・ゴーンさんの言葉だそうです。

『シンプルイズベスト』使い古された言葉ですが、これに勝る言葉があまり見当たりません。

何事もですが、物事を複雑化する方が多いです。私もその傾向があるので、気をつけます。

メモ4:人間のニーズには10種類ある

  1. 豊かさニーズ(心豊かな人生を送りたい)
  2. 尊敬ニーズ(認められる人生を送りたい)
  3. 自己向上ニーズ(自分を高める人生を送りたい)
  4. 愛情ニーズ(愛されて生きる人生を送りたい)
  5. 健康ニーズ(元気な人生を送りたい)
  6. 個性ニーズ(自分らしい人生を送りたい)
  7. 楽しみニーズ(楽しく、ラクな人生を送りたい)
  8. 感動ニーズ(心ときめかせる感動する人生を送りたい)
  9. 快適ニーズ(快適な人生を送りたい)
  10. 交心ニーズ(仲良く、心温まる人生を送りたい)

P.127

ビジネスモデルを考えるにあたっての心構えです。

これは株式投資に使えるかなと思ってピックアップしました。

色々なニーズがありますが、どのニーズに当てはまる業種か伸びしろは?とか考えると結構楽しいです。

普通に企業立ち上げやジョブ単位でのテーマ作りにも使えそうです。

まとめ

購入動機にも書きましたが、この方ご自身は凄まじい時間ビジネスに捧げられてます。

『ビジネス=ライフ』くらいのビジネスマンです。

自称2000社の赤字を黒字にする偉業をやられています。

 

これを全て一般人が真似ると体壊します。

気付きメモの中から取捨選択をして、自分の中で消化する作業が必須です。

まぁここまでやれれば、一定の業績は残せるだろうなと納得の1冊でした。

ビジネス書
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