最近、インプットばかりで、アウトプットが出来ていません。アウトプットの習慣化作りに、読書録をアップしていきます。
読んだ本は、こちら
ジェームス・W.ヤングさんの1冊
アメリカの広告実業家です。原書初版は、1940年代に出ていて、日本語版は1988年初版です。
奥付見ると第78版だったので、凄まじい重版力です。名著系は、重版数とんでもないことになりがちなんですが、それだけ読まれているということでしょう。
本書のおおまかな内容
アイデアの作り方が、100ページ未満でまとまっています。
アイデアの作り方は、5つの段階でまとめています。
- データ集め
- データの咀嚼
- データの組み合わせ
- ユーレカ(発見した!)の瞬間
- アイデアのチェック
当たり前と言えば当たり前のことが書いているのですが、言葉にしないと分からないことが書かれています。
本書のピックアップ点
・どんな技術を習得する場合にも学ぶべきことは、まず第1原理、第2原理
第1原理:アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ
第2原理:既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する・真にすぐれた創造的広告マンは、2つの特徴があった。
①何でも興味を持つ
②どの方面のどんな知識もむさぼり食う人間年輪を重ねるということは、諸君が活動的でいきいきした感情生活を放棄しない限り、諸君の貯蔵庫を豊富にするのにかなり役立つものである。
言葉はアイデアのシンボルなので、言葉を集めることによって、アイデアを集めることができる。言葉それ自身アイデアである。
広告業以外でも、どんな方面・どんな対象であっても興味を持ち、掘り下げていく。この手法が、回り回って、アイデアの想像法になるということが言いたいんだと考えています。
第1のデータ集めの段階ですが、ここがかなり重要と強調しています。たしかに、空っぽの入れ物(人間)から、驚異的なヒラメキは難しい。
まず、周囲に興味を持ち、貪欲に情報を収集して、情報を掛け合せるのが重要です。
著者の一番言いたい点(と思う所)
第1原理:アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ
第2原理:既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する
先ほども書きましたが、著者が一番言いたいのは、「空の容器では美味しい料理はできない」ということだと思っています。
第1・第2原理から見てわかるとおり、情報を咀嚼(組み合わせ)しようにも、元の情報が乏しければ、アウトプットもできなくなります。
日々の生活に具体的にどう取り入れていくか
- 情報を貪欲に取り入れて、エッセンスをNotionにまとめていく
本文が100ページ未満という小冊子タイプの1冊なんですが、第78版です。それだけ読み込まれてきた1冊になります。
長い文章が苦手・エッセンス部分だけ取り入れたいという方に、オススメの1冊です。
というか、、これよく100ページ以内にまとめたなという印象が強いおばけ本です。
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