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はじめに結論を持ってくるメリット・デメリット

はじめに結論を持ってくる効果は絶大です。

ビジネスで『はじめに結論を言って』と言われたことがないですか?

特定のシチュエーション以外では、結論を先にもってくる方がメリットが大きいです。

何故なんでしょうか?

論理的にしゃべりやすくなる

若い頃は、よく状況からしゃべりだして叱られました。

状況からしゃべりだすと、何が言いたいのか見えなくなります。

どうしてそういう状況になったかを話した方が、自分も論理的にしゃべりやすくなります。

相手のため

意思決定者に相談する場合、相手の意思力も考慮にいれる必要があります。

忙しいビジネスパーソンだと、当然時間が大事です。

時間も大事ですが、相手の意思決定力が落ちる前に判断してもらうことも大事です。

 精神的あるいは肉体的に疲労している時には、私たちの意思決定能力そのものが低下するということが知られている。

大竹文雄.行動経済学の使い方(岩波新書)

意思力というのは、刻一刻と落ちていきます。

ぐだぐだ理由説明を続けていると、相手は重要な意思決定のミスを犯すかもしれません。

「初頭効果」が働き、理解がしやすい

人間は飽きやすい生き物です。

飽きやすいので、習慣も続かないし、興味があっちこっちに飛びます。

そんな生物に長々説明したとしても、飽きられます。

映画の初めだけ覚えているとかいうアレです。

対義語として、「親近効果」があります。

親近効果は、最後に最も重要な情報を持っていくと、親近感が湧き覚えておいてもらえるという心理効果です。

PRER法(Point,Reason,Example,Point)

先に結論を持っていく方法として、PREP法があります。

前述した「初頭効果」「親近効果」を狙った手法です。

「PREP法」とは、まず結論を述べ、理由を説明し、事例を挙げた後、最後にもう一度結論を繰り返す手法です。

引用:よくわかる自信がつくプレゼンテーション<改訂版>

様々な本にPRER法は載っていますので、信憑性は高い手法になります。

はじめに結論を持ってくるデメリット

雑談、間柄を醸成するのには不向き

ちなみに、何気ない雑談やデートといった関係性を構築する際の手法としては、結論を先にもってくるのは不向きです。

デートの最中に「こうなんだよ!理由は・・・」としゃべられたら、相手は引きます。

相手にとって寝耳に水な話も不向き

「○○社との商談が失敗しました」

相手(上司)はキョトンです。事前に○○社との商談情報が共有できていれば別ですが、いきなり前段もなく話すのはNGです。

相手はいきなりそんな報告をされても、不安MAXです。

そういう場合は、経緯を先に話して相手の分からない不安を解消させましょう。

物語を語るのも不向き

結論を先に述べるのは、物語を相手に聞かせる場合は不向きです。

一番核心の部分を先に伝えるワケですから、タネの明かされたマジックを見るのと同じです。

こういう場合は、最初に核心ではなく、パンチの効いた言葉を持ってくるべきです。

結論を最初に持ってくるよりかは、かなりハードルは上がります。

結論が先のが分かりやすい

状況にもよりますが、結論から先に話をした方が説得力は増します。

「初頭効果」「親近効果」を狙ったPREP法は、ビジネスシーンではよく見かけます。

はじめに結論を話しましょう。

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