先日切迫早産と診断されて、自宅で絶対安静療養を命じられた妻
帰宅して、寝返りするくらいで一人耐えている妻を見て、申し訳ない気持ちが一杯だった訳なんですが遂にというか案の定というか。
参考切迫早産から早産への実体験~1度あることは2度ある!? ~
入院指示を受けてしまいました。
現時点での夫側から見た、切迫早産入院という事実に対しての気持ちと実態を語ります。
切迫早産入院記
子宮頸管が2センチ以下宣告
「子宮頸管が2センチ以下ですね。自宅安静ではこれ以上無理なので、入院手続き入りますが、よろしいですか?」
切迫早産ということで自宅安静を命じられて1週間。
ほぼ動きもせずベッドで寝転がっていただけなのですが、切迫早産が進んでいる現実を突きつけられました。
ジッとしている間も娘のわがままで、湯あがりのタオル拭きとかをやっていたので、ずーっと動かないままというわけではなかったのが悪かったのか。
追い打ちで「破水していてもおかしくなかった」と医師に言われて、目の前真っ白になりました。
胎児の体重が500g22週という状況を考えると、破水して出産なんてことになるとホントに厳しい予後となります。
緊急入院→救急車搬送
背中に変な汗をかきながら「入院でお願いします」と返答するのが精一杯。
そのまま処置室に運ばれて、前回の入院時でもお世話になった『ウテメリン』を点滴投与。
産院で病院を探してもらったのですが、これが中々決まらない。
後から知ったのですが、22週の妊婦を受け入れる病院というのがホントに少ない。
それだけリスクが高い妊婦と判断して、大きい病院でも入院させてもらえません。
MFICU(母胎胎児集中治療室)を完備している所という限定された病院のみ受付してもらえると話を聞いて、どうか空いていて欲しいと祈るような気持で2時間待ちました。
2時間後市内のA病院が1床だけ空いていると聞いて、助かったと思いながら即「お願いします」と返答。
救急車呼びますので、待機しておいて下さいと待つこと5分。
救急隊が到着して、妻は救急車で搬送されることに。
余談ですが、我が家は救急車に結構乗っていて、妻に関しては上の子どもの時と合わせて10回程度乗っているベテランです。
自宅に帰って入院支度
医師が付きそうということなので、私と娘二人で自宅に帰って入院支度。
支度を終えて、バタバタと入院先へ車で移動。
病院の駐車場に停めて、病室を聞いてフロアに行ってみた所、看護士さんから現在処置中という話を聞けました。
妻の顔を見たい旨を伝えると、「お子様は入室禁止なので、看護士が預かります」というので、預けて入室。
どこの病院もそうですが、集中治療室系は子どもは入れないのが原則らしいです。
22週目というボーダーライン
画像はイメージです。
処置室に入ってみると、点滴を入れられた妻の姿。
複数の看護士に囲まれて少し不安そうでした。
そうこうしている内に、担当医師に誓約書類を書いて欲しいということになり、輸血・帝王切開等の承諾書を書きました。
書いた後に現在の状況と治療方針を聞くことに。
- 胎児は22週500g
- 基本的には、ウテメリン点滴で進行度合いによって量増量・違う薬(マグセント等)を使う
- 胎児の成長を促進するのにステロイドを投与するが、1回の妊娠で2回しか使えない。タイミングを見ながら使用する。
- 血液検査を実施しているが、結果によっては1~2週間以内に生まれてくる可能性有
- 早期で生まれてきた場合のことを考えて、治療するかどうかの判断も考えておいて欲しい
ほぼ前回娘が生まれる前と同じことを聞いたのですが、違う点が1点。
前回は28週入院→30週出産。今回は22週入院という事実です。
色々調べていましたが、22週出産というのはかなりのハイリスク出産。
胎児の各種機能(目・肺・内臓系)が、全然出来上がっていない状況での出産になります。
障害が残る可能性や出産後死亡という率もかなりの確率。
医師からの考えておいて欲しいというのは、こういうことかと納得しながら、果たして実際そうなった時しかるべき選択をできるのか不安になりました。
親としては、生まれてくる我が子を全力サポートしたい。
ただ、実際生まれた子どもを見てそれができるのか?お腹に留まってくれることを祈るしかできませんでした。
そんな暗い話を医師から聞いて、病室に入院となったわけですが、娘はそんな親の気持ちなんておかまいなしに看護士と笑って仲良く遊んでいました。
そんな娘の顔を見ていたら、不安も少し和らいで妻が一番不安なんだから、旦那がシッカリしないと、極力不安を口にしないことにしようと決めました。
入院して良かったこと・困ったこと
絶対安静入院となったわけですが、入院して良かったこと・困ったことをまとめておきます。
良かった部分
- 妻の安静度合いUP
- 24時間集中管理してもらえる
困った点
- 娘が妻に会えない
- 病院への往復が馬鹿にならない
- 出費増
一長一短あるのですが、まず第一に妻と胎児の安全を考えた場合、困った事項に関しては全て受け入れます。
24時間点滴体制ですが、あきらかに自宅待機よりも安全性は増しています。
お腹の張りも少し取れたり、便秘や下痢といった症状にも迅速に対応してもらえています。
何より娘のママプレッシャーから一時的にせよ解放されるのは、入院しかなかったです。
その代わり寂しい娘のフォローを実家含めて、全力であたっています。
出費に関しては、色々あるんですが高額医療費制度もあるので、ほぼトントンといった状況になりそうな予感。
病院の往復は・・・頑張ります!
めげずに支えていきます
22週で入院となったわけですが、おかげさまで現在は順調に育っています。
いきなり破水→出産となる場合もあるので、予断は許さない状況ですがひとまずの危機は落ち着いております。
胎児の成長のポイントとしては、26週・30週・34週とあるみたいなのですが、先を見すぎると気力が持ちません。
1週間ずつ夫婦で頑張っていこうと会話しています。
ブログで無事出産しました!って報告したいなぁ。
お願いします神様!
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