盲腸（虫垂）手術後のメリット・デメリット

約２年ほど前に盲腸（虫垂）切除手術を体験しました。

まず始めに言っておきます「盲腸（虫垂）って基本的に必要ですよ！」

切ったお前が言うなと言われそうですが、切った後で知ったからです。けど、生まれ変わって同じ状況になったら切るか切らないかと言われると、切ると答えます。

矛盾しているようですが、私の中では矛盾していません。この辺の考えも書いていますので、切ろうか迷っている方参考に見ていって下さい。

盲腸（虫垂）が何故必要か？

虫垂はリンパ組織の一つとして扁桃などと同様に、胃腸の免疫機能に大きく関与しているとの見方（まだ研究段階ではあるが、免疫グロブリン(Ig)Aを産生などに関係していると大阪大学の報告(Masahata et al. 2014)もある[1]）があり、異常がなければ温存し、虫垂炎であっても健康なリスクのない成人で炎症が軽度であれば抗生物質投与など保存的治療で完了することも増えた。ただし現状、虫垂炎の治療は切除が原則であり、手術の遅れによる重症化、死亡は大きな脅威である。

かつては、ヒトにとって虫垂は欠かせない存在であった。それは善玉菌の備蓄機能を備えているからである。今日においても、この機能が失われたわけではないが、食糧事情の大幅な改善により善玉菌を摂取しやすいことから、さほどこの機能は重要視されていないと見られている。

WIKI参照

切った後に見たのですが、戦慄しましたね。

虫垂＝いらん子と思っていた私にとって、昔は欠かせない存在だったと言われたら「もう切った後やん！」と叫びかけました。

今はあまり必要ないと書かれていても、今でも善玉菌の溜まり場なんですってそこの奥さん！今流行りの善玉菌ですよ。

そんな説明虫垂切る時聞いてないよ！冒頭の虫垂＝必要はここからきています。

まぁ向こうも知らなかったのかもしれませんし、言ったら言ったで温存療法にするって言われるのが嫌だったのかもしれません。こういった情報を知らずにサクッと虫垂切除しちゃいました。でも切って良かったなと感じています。

虫垂を切ったメリット

虫垂を温存する最大のデメリットは何でしょうか？これが虫垂を切る最大のメリットになります。

分かります？分からない？『虫垂を温存すると再発に常時怯えないといけない』です。これに尽きます。盲腸という臓器は一度虫垂炎になりかけて、薬で散らすと再発する可能性があります。

これ平常時はいいのですが、異常時（災害・貧困etc）に再発すると最悪です。再度薬で散らすとして、そもそも薬が手に入る状況じゃない可能性もあります。

そんな状況で手術なんてトンデモないですよね？いつ爆発するか分からない爆弾を体内に常時抱えている状態を想像してもらえれば分かりますが、嫌ですよね？私は耐えられません。

私の場合基本最悪状態を考えちゃうので、問答無用で切除しました。盲腸の痛みってなった方しか分かりませんが、嫌な感じなんですよ。あんなの薬で散らせない・手術できないで耐えるとか精神的につらすぎます。

ここを大丈夫大丈夫再発なんて滅多にするもんじゃないし、平気平気♪で通せる方は絶対薬で散らして温存した方がいいです。

虫垂を切ったデメリット

切ったデメリット３つあります。分かりますか？

１つ目は、先ほども書いた通り『虫垂（善玉菌の溜まり場）を切除してしまう』です。

２つ目は、これ切った方しか分かりません。切った方でも一部の方だけなのかもしれませんが、『切った箇所がたまにウズく』です。

感覚的なものなのかは分かりませんが、ボケっとしている時にたまーになるんですよ。普通ある臓器がないからそうなるのかわかりませんが、ジワッとした鈍い痛みというか気持ち的なものなのか分かりません。

たまになので現在放置中ですが、続くようだったら医者行こうと考えています。

３つ目は、『胃腸が弱くなった』です。

年のせいか切ったからなのか分かりませんが、胃腸が弱くなりました。善玉菌少なくなって腸内環境悪くなったからか！？って最近見て考えだしたのですが、消化が術後から少し悪くなりました。満腹感も早くなったように感じます。

１つ目も２つ目も個人的な感想じゃないの？ってツッコミがありそうですが、事実です。健康診断に引っかからないので精密検査受けていません。信じるか信じないかは貴方次第です。

まとめ

盲腸（虫垂）切るメリット・デメリットをまとめます。

今から切る方は、メリット・デメリットを天秤にかけて検討してみて下さい。

私の場合はメリット側しか見えてなかったので、「切る」判断しかできませんでした。

デメリット側は調べたりやってみて初めて分かることなので、当時は見えませんでした。けど、これを事前に知っていても私は切るを選択します。

今から盲腸切ろうか迷っている方は、是非参考にして下さい。

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