2017/11/026 Shares

高PER(PER50倍超)は是か非か

最近の株価上昇に伴って、日本株でPER50倍超の銘柄が多数出ています。

PER50倍は成長しないと仮定すると、投資金額を50年で回収できる計算になります。

参考PER(株価収益率)の基本的な考え方と活用方法

PER50倍だと可愛い方で、PER100倍超というのもチラホラ散見されるようになりだしています。

こういった高PERの銘柄郡は、果たして投資に値するのかというのが今回のお題目です。

結論を言うと、オススメできるような銘柄がありません。

何故オススメできないか。実際の高PER銘柄をご紹介しながら、説明します。

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高PER銘柄例

まず現在人気化して、高PER化している銘柄をご紹介しましょう。

一例ですので、最近の市場ではこの他にもゴロゴロとこういった銘柄があります。

ペッパーフードサービス

 

最近よく街角で「いきなりステーキ」というお店を見たことないでしょうか。

ステーキを安価に提供する立ち食いステーキ店として、連日お客さんで賑わっている店舗です。

最近では、ニューヨークにも新規出店を果たしました。

業績も急上昇で右肩上がりの急成長企業です。

PER125.7倍(10/30終値時点ヤフーファイナンス参照)ですが、成長性を考慮すれば現状で半分程度の60倍弱と見ている投資家もいるみたいです。

幸楽苑

先程のペッパーフードサービスとフランチャイズ契約を10/27に締結した幸楽苑

メインはラーメン屋ですが、PER172倍(10/30終値時点ヤフーファイナンス参照)と高倍率PERを叩き出しています。

ライザップ

おなじみボディメイクで有名なライザップ

10/30終値で54.52倍(10/30終値時点ヤフーファイナンス参照)と前2社よりかは低いPERですが、中々のPERです。

優待配当込みの利回りが魅了だったのですが、この価格までくると2%切ってきます。

常識に考えるとPER50でも異常だが・・・

先程も書きましたが、PER50倍は成長しないと仮定すると、投資金額を50年で回収できる計算になります。

市場の平均PERが15倍前後なので、かなり上回るプレミアムが乗っています。

では何故PER50や100といった数字が出てくるのでしょうか?そこには成長性と楽観が含まれてくるためです。

成長性と楽観が全てを肯定する

「株は美人投票」という例えは昔からあるのですが、買えば騰がる→騰がるから買う→買えば騰がる・・・と無限ループする銘柄が結構見受けられます。

バブル期に多くなりますが、景気後退期でもポツポツと花火のように騰がっていく時があります。

理由が無く騰がる株は一瞬で下がりますが、『成長性』と『楽観』というキーワードが揃うと火が点いたように止まらなくなる時があります。

ペッパーフードサービス・ライザップみたいな、今までありそうだけど無い目新しい業態だと特に注目を浴びます。

注目を浴びる→目に見える成長→株価上昇→注目を浴びる→目に見える成長→株価上昇と正の無限ループに入る時があります。

こうなってくると最後の1人が買い終わるまで株価は上昇していき、次第に楽観論が多くなってきます。

成長性と楽観が全てを肯定し、高PRRだろうが何だろうが永続的に急成長するという無理な幻想を生み出します。

急成長はどこかで止まるから急なのですが、「株価は未来を織り込む」ので、PER100倍でも買えると判断すれば買えます。

逆回転すると真っ逆さま

ただし、何かの要因で株価が傾きだすと、こういった銘柄は実績以上に買われているため、調整という名の暴落を引き起こしやすくなります。

昔から言われている「株は安く買って高く売る」という格言がありますが、「高く買って高く売る」ということは至難の技です。

高PER銘柄は長期投資には不向きで、短期(1ヶ月~2ヶ月)勝負で投機的に割り切れる方なら運が良ければ成果が出るんじゃないでしょうか。

決して退職金とかで買う銘柄ではありません。

ライザップをどうするか

個人的には、ライザップをどうするかという問題があります。

PER50倍というのは現時点では、適正値でないと判断しています。ただ、ライザップ自体を恩株化(半分売ってタダ株状態)にしているので、早急に売るという状態でもありません。

ライザップはコミット2020という高い中長期目標を掲げているのですが、実現するかどうかは分かりませんが、オリンピックまで下がっても我慢して優待取りしようと考えています。

今から買うかと問われたら、私の投資判断では絶対買いません。

高すぎるかと問われたら、分かりません。今からでも倍以上短期で伸びるかもしれません。

※投資は自己責任でお願いします。