はじめに:これは「制度の話」ではなく「行動の失敗談」
これはNISA制度の解説記事ではありません。
「制度は知っていたのに、行動が遅れて使えなかった」という、完全に自分の失敗談です。
2024年のNISA枠。
実は、余っていました。
それに気づいたのが、12月25日の早朝。
結論から言うと、この時点で 今年度分のNISAは終了 していました。
理由は単純で、そしてありがちです。
「やろうとは思っていた」
「でも、確認したのが遅すぎた」
この記事では、
- 何をしようとしていたのか
- なぜ間に合わなかったのか
- どこで判断を誤ったのか
- 来年以降、同じ失敗をしないために何を変えるのか
を、できるだけ正直に書きます。
1. NISA枠が余っていることに気づいたのが12月25日だった
毎年、年末になると「NISAどうしようかな」と頭をよぎります。
今年も例外ではありませんでした。
ただ、今年は少し事情が違いました。
- 新NISAが始まった
- 投資スタイルはある程度固まっている
- すでに課税口座で保有しているETFもある
「年内に一回、整理した方がいいな」
そう思いながら、日々の仕事や他の優先事項に流されていました。
そして迎えた 12月25日。
ふと時間ができて、
「そういえば、今年のNISA枠、ちゃんと使い切ってたっけ?」
と確認したのが、すべての始まりです。
2. 本当はやりたかったこと:VYMをNISA枠に移したかった
やりたかったことは、そこまで複雑ではありません。
やりたかった取引の流れ
- 課税口座で保有している VYM(米国高配当ETF)
- 一度売却
- 米ドルのまま、NISA枠で買い直す
理由も明確でした。
- VYMは定期的に配当が出る
- NISAなら配当非課税
- 長期保有前提なので、NISAとの相性が良い
「年内に一度、これだけやっておこう」
そう思いながら、結局 具体的な売買日を決めないまま 時間だけが過ぎていました。
3. なぜ間に合わなかったのか:売買日と受渡日の違い
12月25日早朝。
慌てて「NISA 年末 いつまで」で検索し、最初に確認したのがSBI証券の案内ページでした。
参考:
- SBI証券|年末の税金計算・受渡日について
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=none&dir=info&file=home_info231215_tax_transaction.html
ここで、改めて突きつけられたのがこの事実です。
NISAは「売買日」ではなく「受渡日」基準
- 課税・非課税の判定は 受渡日
- 米国株・米国ETFは 受渡日が売買日+数営業日
- 年末は米国市場・日本市場ともに休場日が絡む
つまり、
12月25日に「今日買えばいけるか?」と考える時点で、
もう判断が遅い。
この瞬間、今年のNISAでVYMを買い直すプランは 完全に終了 しました。
4. 制度は知っていた。でも「行動に落とせていなかった」
ここが一番痛いポイントです。
- 売買日と受渡日の違いは知っていた
- 米国ETFは受渡が遅れることも理解していた
- SBI証券の年末スケジュールも、過去に見たことがあった
それでも、
「今年やるかどうか」を決める行動をしていなかった
知識と行動は、別物です。
5. 「やろうと思ってた」は、投資では一番危ない
今回の失敗を一言で表すなら、これです。
やろうと思ってた
- やる気はあった
- 意義も理解していた
- でも、期限付きで動いていなかった
NISAは「思い出した時点で使える制度」ではありません。
特に米国ETFを絡める場合、
- 受渡日
- 市場休場日
- 為替
- 証券会社の締切
など、時間的な制約が一気に増えます。
6. 金融庁のNISA公式ページを見て、改めて感じたこと
念のため、金融庁の公式ページも確認しました。
参考:
制度自体は、とてもシンプルに書かれています。
- 非課税投資枠
- 長期・積立・分散
- 家計の安定的な資産形成
ただ、公式ページを読み返して思ったのは、
制度は親切だが、使い切るのは利用者次第
ということでした。
7. なぜ人は年末にNISAを使い切れなくなるのか
今回の自分を振り返って、原因を整理するとこうなります。
よくある原因
- 年末は忙しい
- 相場を見てタイミングを迷う
- 「もう少し考えてから」と先延ばし
- 具体的な締切日を設定していない
これは、自分だけの話ではないはずです。
8. 来年以降、同じ失敗をしないために決めたルール
今回の反省を踏まえて、来年からは以下を ルール化 します。
① NISAの判断は「11月末まで」
- 12月は実行 or 予備期間
- 11月時点で「使う・使わない」を確定
② 年2回のNISAチェック
- 6月:中間チェック
- 11月:最終チェック
③ 「やる予定」は必ずタスク化
- Notionやリマインダーに登録
- 「思っている」状態を作らない
④ 米国ETFは必ず「受渡日逆算」
- 売買日ではなく受渡日基準で考える
- 証券会社の年末スケジュールを必ず確認
9. NISAは「制度」より「運用設計」が難しい
今回改めて感じたのは、
NISAは制度としては簡単
でも、運用としては意外と難しい
ということです。
- 枠をどう使うか
- いつ使うか
- 何を優先するか
ここを曖昧にしたまま年末を迎えると、今回のような結果になります。
10. 後悔は消えない。でも、次には活かせる
正直に言うと、悔しいです。
- NISA枠は戻らない
- 配当非課税の恩恵も逃した
- 「分かっていたのに」という後悔は残る
ただ、こういう失敗は 一度やると記憶に強く残る。
来年以降、
「12月25日に気づいたら終わり」
という感覚は、確実に身体に刻まれました。
まとめ:この記事を読んだ人へ
もしこの記事を読んで、
- 「まだ今年のNISA、確認してない」
- 「やろうと思って放置してる」
という人がいたら、今すぐ確認することをおすすめします。
NISAは、
気づいた人から順に得をする制度ではありません。
動いた人だけが使える制度です。
これは、12月25日に気づいて間に合わなかった人間からの、実体験ベースの反省です。
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