2017/03/28
待機児童問題をビジネスで解決できないだろうか?#taikijidou0challenge
待機児童問題が叫ばれている。
いわゆる、保育園・幼稚園に入りたくても入れないという状況を指しての問題。
かわいそうと同情するのは簡単だけど、何とかできないものか?
署名をしたりして待機児童解消の嘆願を行うのも効果があると信じているが、別の視点で解消出来ないか?
色々と考えているうちに、日経でこんな記事を見たことを思い出しました。
「何で保育園が増えないの?」。保活(保育園を探す活動)する親が抱く疑問だ。
少子化でいずれ保育需要は頭打ちになり、今施設を造っても将来は余る、との懸念が背景の一つにある。そんな中注目されているのが、高齢者と子どもが一つ屋根の下で介護と保育を受ける「介保」の連携施設だ。
将来、需要に応じて施設を転用できる可能性があり、保育の受け皿として期待が集まる。
横浜市のJR港南台駅からバスに乗ると「ふれあいの家」の看板が見える。不動産・住宅建築の三春情報センター(横浜市)が7月に開いた、1階がデイサービス、2階が保育園の融合福祉施設だ。
日本経済新聞 11月10日引用
この記事の目次
今回本記事を書こうと思った動機
前からいつか書こうと思っていたのですが、たまたま以下の記事を見たため一意見としてブログに書いて残しておこうと思った次第です。
働きたいけど働けない!待機児童問題に悩むママパパの声を聞いて!!「待機児童ゼロチャレンジ」を開催します!#taikijidou0challenge【拡散希望!】
参加条件は以下5つ
- ブログなどの記事を発信する媒体を持っていれば誰でも参加できます
- 「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、その他諸々を記事にする(ご自身のブログ等で)
- 記事のタイトルに「#taikijidou0challenge」を入れて、このチャレンジだとわかるようにする
- Twitterでハッシュタグをつけてシェアする
- 自分が「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名する
※どうしても次に回す人がいない場合は、そこで止まっても大丈夫ですよ^^;
※でもできれば回してくれると嬉しいです
人口ボーナス期が過ぎ去った悲しい現実
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』という言葉を聞いて久しい。
1970~1980年代後半までの日本の黄金期を指しての昔懐かしい言葉。
産めよ暮らせよでドンドンと出産・育児・教育が拡充していった時代
黄金期というのは飛躍した国家に1度は訪れるボーナス期で、人口が爆発的に増える時期を指します。折しも田中角栄の国家改造論の元、「人口は勝手に増えるんだから、受け皿(公共施設)は作りまくればいい」という公共施設乱立の暴論がまかり通った時代です。
もちろん待機児童なんて言葉も無かったし(95年から)、みんながみんな笑顔の時代でした。
それに比べて2016年現在の日本。
人口ボーナス期はとうの昔に終わって、少子高齢化の人口オーナス期まっただ中。〈オーナスはボーナスの逆で、人口構成が経済にマイナスに作用する状態。〉
「みんな産まないんだから、そんなに施設増やせないよ」の名目上絞られて増える待機児童。
少子高齢化が進む前提で考えると増やしたはいいけど、後考えたら箱だけ残ったらどうするの?って考えです。
悲しい考えですが、日本人1億人の中にはそういった考えもいるでしょう。
感情論だけでは解消のしようのない現実
公共福祉の面からは必要だけど、後々考えればビジネス上成り立たないでしょ?という意見もあるのはモットもだと考えています。
私も我が子がいるので、待機児童は基本的に0方向に持って行って欲しいと期待しています。ただ、期待と現実は別で現実には待機児童は一向に減りません。
行政も頑張っていますが、解消にはほど遠い現実。これは一方向(署名・嘆願)の見方では解決できず、別方向の視点が必要な時代なんじゃないか?
そうパズルを崩して一から組み立て直す勢いで視点の転換が必要だと考えました。
そんな折に冒頭の記事が目にとまりました。
待機児童問題をビジネス目線で考えてみたら、一体どうなるんだろう?
ビジネスという目線を入れてやると見えてくるもの
お金お金お金・・・
ビジネス=お金=悪と考える方も多いと思います。
世は資本主義だけど、日本の中ではお金を稼ぐ=悪という矛盾。別に他人のためになればお金を稼ぐのは良い事じゃないか?と考えている私から見ると、凄いいい案に見えました。
近江商人の精神に『「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」三方良し』があります。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという意味ですが、記事内の「介保」の連携施設も正にそれです。
売り手側は、ビジネスとして儲けることができます。国からの補助金も必要でしょうが、保育園と介護施設の二重取りができれば利益は出る。
働き手の介護者も女性の場合、産んだらすぐに働いている保育園に預ける権利を付与すれば、自分の子供を傍に置きながら働ける。傍に住居を夜間緊急勤務と引き換えに補助してやれば、長期定着化ができる。
買い手の老齢者は、身近に幼児がいるという状況がプラスにこそなれ、マイナスになることは少ない。
世間的にも幼児と老齢介護という、一番キツイ業種の長期維持にもってこいと万々歳。
こう考えるとビジネスという目線もいいんじゃないでしょうか?
乗り越えるべきハードル
だからと言って、「介保」の連携施設を一朝一夕に推し進められるかといえば疑問です。
乗り越えるべきハードルは、法整備・施設補助・従業員のモラルアップ等々抱える問題は山積み。ただ、昨今の保育園建設嘆願一辺倒の兆候は、無理があるんじゃないでしょうか?
難しい業種なのですが、ビジネスに上手くまとめられたら儲かりそうな気もしますね。
最後に本企画への心からの賛同と待機児童の一日も早い解消を願っています。
※本記事は、嘆願・署名が効かないといっている訳ではありません。
次に回す方
「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名って書いているんですが、どうしたものか・・・?
無茶振りやってもいいですか?・・・
バトンも貰ってないのに書いたんだから、渡す相手も勝手に指名して終わっておきましょう。
こういう問題って育児関係のブログ以外がいいと思うんですよ。どうしても関連があると限界が出ます。飛躍的な意見を聞きたければ門外漢は鉄則です。
というわけで、コンサルさんにふっちゃいましょう。
お一人は目玉の方エローラさんのブログ:Betz
もう一人はセブ島行った人にしましょう。
お二人目はT.Murakamiさんのブログ:ブログのちから
無茶振りなんで見つけたら書いて下さいね♪こっそり指名させてもらいました。
おしまい