2016/12/01
自動車保険の知識と各社比較方法
前回VOXY社外品の購入品を紹介しましたが、今回は自動車保険の話です。
自動車保険って種類がたくさんあって、どれを選べばよいかいまいちピンときませんよね。
保険の内容が保障・特約等で分かりづらいのが原因です。
自動車保険に入ろうとしてもどういった保障があるのか?取扱い自動車保険会社で安い所は?オプション特約って何が付けられるの?とか色々と疑問が沸いてきます。
今回は自分が新車を購入した経験から、知っておいた方が良い保険知識と選び方をご紹介します。
VOXY購入までの経緯まとめはこちら
この記事の目次
自動車保険の4つの保障カテゴリー
自動車保険に入る前に、自動車保険の4つの保障カテゴリーを学習しておきましょう。4つというのは、対人・対物・人身・車両を差します。
①対人賠償
対人賠償は文字通り、人に対する保障です。
自動車事故で一番怖いのは、人を轢いて死亡させてしまうという事例。この場合、将来逸失利益込みで億単位の賠償請求がくる可能性があります。
②対物賠償
対物賠償は、対人賠償の物版です。
ブレーキとアクセル間違えて店舗に突っ込んだ。公共物(電柱等)や家を壊してしまったといった事象の時に、賠償請求分を保障してくれます。
③人身傷害
基本的には契約車に搭乗中の方が怪我や死亡した場合、支払われる障害保険金です。一般的には、3,000~5,000万円程度が相場です。特約で契約者以外にも適用範囲を広げられます。
④車両保険
車両保険は、自分の車の損害に関わる保障です。他の自動車との衝突・盗難・火災・台風・落書き・物の飛来落下等で自車に損害があった場合に保険金を受け取れます。
単独事故(電柱ガードレール衝突・自転車との接触・墜落・転落)や当て逃げにも対応しできますが、保険料は割高になる傾向にあります。
車両保険については、主に2つの契約形態があります。
- 一般条件・・・単独事故・当て逃げを含めた契約
- 車対車限定・・・単独事故・当て逃げを除いた契約
対人賠償・対物賠償は、無制限で入るべきです。リスクが最大化〈相手の死亡・店舗等破損〉した場合、最悪億単位の恐ろしい賠償請求があります。ここをケチると後で泣くことになりかねません。
人身傷害・車両保険に関しては、入る方と入らない方マチマチです。
人身傷害に関しては、保険料自体そこまで高くならないので万一のために入られる方も多いです。
車両保険は、入ると確実に保険料が高くなります。ほぼ倍~2.5倍違うので、乗りつぶすし何かあった時は自己責任って方は入らない人もいるみたいです。
ちなみに私は付けました。新車なのと5年以内で動かなくなるような事故した場合、投下資金が回収できなくなると判断したためです。この辺の判断は個人の価値観で違うので、保険料と相談しながら決定下さい。
主なオプション特約
①弁護士費用特約
特約ですが、そんなに費用がかからない割には絶対かけたい特約です。
示談・裁判交渉を全て専門の弁護士に丸投げできるのは、時間的・人的リソースを考えても絶対お得です。入っておきましょう。
②個人賠償責任特約
最近流行りの自転車で事故して、1億円請求されたとかをカバーする特約。
保険内容によりますが、ほぼ家族間で適用可能なので、お子さんが窓ガラス割ったとかにも保証が効きます。
家の火災・地震保険等にも特約で付いている時が多いので、重複しないように加入しましょう。私の場合は、安かった(数百円)ので保険の保険の意味合いで加入しました。
火災、地震保険・自動車保険どちらかが失効しても、保障が効くようにしました。
③車両新価特約
契約の自動車が全損or新車価格の50%以上破損の場合、新車価格(任意設定)まで保険金を支払ってくれる特約です。
万一ですが、全損or半損した場合に新車代金払ってくれれば買い替えられるかなと期待しての加入。車両保険高いので、ある程度の期間(3or5年)きたら車両保険共に外す予定です。
ネット保険に付いていない特約・長期契約
ネット損保も選択の範囲に入れていたのですが、最終的に外しました。外した理由は、以下の2点が見当たらなかったためです。
①無過失車対車事故特則
自車が停まっている場合に後方から追突された場合、基本的に相手の保険で支払ってもらいますが、相手が払えない場合どうしますか?
自分の保険を使うのですが、その場合保険等級ダウンしますと言われたら?
自分は全く不可抗力なのに、保険使って等級ダウンとかふざけるなと言いたい所ですが、保険会社・契約によってはダウンします。これを防ぐのが『無過失車対車事故特則』です。こういった場合に保険を使用しても、等級ダウンしませんよという特約みたいなものと考えて下さい。
これがネット損保で探していたのですが、ありませんでした。
②長期契約
こちらもネット保険にない契約形態。損保ジャパンの場合、3年間の長期契約を結べます。
3年の長期契約メリットは、以下2点です。
- 3年間の保険料が確定する。
- 3年間で事故1回以下の場合お得
3年間は、保険料が毎年減少(等級アップの影響)します。事故を何回しても、3年間は固定です。
事故を3年間の内に1回(3等級ダウン事故)してしまうと、4年目の保険料は1年目の保険料に戻ります。2回以上していまうと・・・割高になります。ただ、1年契約の場合には事故をすると、問答無用で翌年3等級ダウンとなります。
事故起こさなければ単年のがいいのですが、それを想定すると車両保険に入らない方がいいという結論になります。
デメリットとしては、あまり見当たりませんが単年契約よりも、割高に設定されていることが多いです。そのため、ネット損保等で安い保険を比較してから、加入した方がいいです。
まとめ
本記事をまとめます。
- 自動車保険には4つの保障カテゴリー(対人・対物・人身・車両)がある
- 主なオプション特約は(弁護士費用・個人賠償・車両新価)があり、ケースバイケースで付ける
- ネット保険と通常の保険会社の違いは、価格と保証内容(無過失車対車事故特則・長期契約)有無の違い
保障内容の充実度合いでいけば、大手損保会社との契約。
保障契約も重要だけど、最低限の保証が付いていれば後は価格勝負!って方は、ネット保険がベストです。
保険の窓口ならネット保険会社20社を一括で見積比較が可能。大手損保・ネット保険両方共見積りを取らなくても一発で比較検討できます。
いよいよ納車に近づいてきました。次回は、納車の流れと注意点を書いていきます。