2017/06/15
Google検索は魔法の杖ではなく諸刃の剣
妻がラインで載せてきたのは、某歯磨き粉を薦めているサイトでした。妻はgoogle検索をしてその某サイトにたどり着きました。
ザーッと上から下まで見て感じたことは、『これは売るサイト』だという感想です。1ページのランディンクページ(以下LPページ)だったのですが、よく物・サービスを売る時に使われる手法です。
こういうページを作ろうかなor作ったことがある方なら、一目見てそういうページと分かります。こういったLPページも玉石混交で秀逸なのもあるのですが、大半は売りたい人のページです。
ただ、知らない方にとっては純粋に商品を紹介しているページと見られます。
商品の是非はともかく、妻はgoogle検索で某サイトにたどり着きました。
Googleは検索者の意図を汲んで、検索結果を出したわけですが、これは果たして良かったのでしょうか?
ggrksというやつはダメダメ
ネットスラングの一つに『ggrks』という言葉があります。「ググれカス」という意味なのですが、google検索しろバカという意味を短縮したものです。
私的には、この言葉嫌いなのですが、Yahoo!知恵袋に代表される質問サイトで良く使われる単語です。
暗にGoogleで検索できるんだから、質問するなという意味合いを多く含んでいます。しかしながら、知らない人にとってgoogle検索は魔法の杖ではなく、自身を切り刻む諸刃の剣かもしれません。
昔私もお金で知らないことが多くて、ググって痛い目にあいました。
google検索は魔法の杖ではない
冒頭の某歯磨き粉LPだけではありませんが、『商品を売りたいページ』が増えています。増えるだけならいいのですが、以前よりもgoogle検索で上位にきやすくなっています。
welq(ウエルク)に代表されるまとめサイトが減少傾向にあるためです。
まとめサイトが減った分『商品を売りたいページ』が上位にきているイメージです。悩み系の検索語にその傾向が見られます。
Googleも検索エンジンを日々アップデートしていますが、この問題は根本的には治るようには思えません。なぜなら、ある意味検索意図に合致したページを表示しているためです。
google検索は知識を持っている方が断然有利
google検索は、検索語に対する周辺知識があればあるほど使い勝手が良くなります。
分からないからググるんじゃないか?という方は多いはずですが、重要だから再度言いますが検索語に対する周辺知識です。
例えば再度冒頭の歯磨き粉の話に戻りますが、検索窓に「幼児 歯を磨かない」と入れるとしましょう。
検索者は、30代子持ち主婦で歯を磨かない子ども持ちだと考えられます。何か良い方法はないかと探しているのでしょう。
こんな方にgoogle検索は危ないです。意図を汲んで検索結果を出してくれるのですが、悩み解決に不要な『商品を売りたいページ』が確実に混ざっています。
ここまで書くとある程度ピンとくる方は、どういった商品かまで分かるのですが、誹謗中傷目的ではないのでここでは伏せます。
ここで書きたいのは、情報量が少ない検索者がそういうお悩み解決品を目にした際に『掲載者の裏の意図が読めるか?』という点です。
先程の続きですが、某商品を妻からラインで紹介された時に私はgoogle検索で「某商品 ※アフィリエイト」と検索してみました。売りたい商品だろうと推測しての検索でしたが、案の定ズラズラとこちらの意図した検索結果が出てきました。
売りたい商品が効果がある商品ならいいですが、検索結果を読んでみると医学文献の裏付けの弱い商品でした。そのサイトのURLを妻に紹介した所、最終的に購入することを辞めました。
医療・美容系全般に言えることですが、こういった『商品を売りたいページ』が多いです。何故多いかと言うと、関連商品の報酬が高いためです。
半分人の弱みにつけこんでというサイトも多々あります。そんな中で良質なサイトも一部あるのですが、それを見つけるのは至難の業になります。
Google検索は、検索者の検索語に対するアンサーしか返してきません。
検索者が無知であればあるほど、検索意図に反する検索結果が出てきやすくなります。
そのため、知らない人にggrksとか絶対使ったらダメなのです。
※アフィリエイトとは・・・サイト(ブログ)で広告主の商品やサービスを紹介することで、ユーザーが商品を購入するなどの成果があがった場合に報酬(広告収入)を受け取ることができる仕組み
周辺知識を補う方法
では調べたい検索語に対する周辺知識を強化するには、どうしたらいいでしょうか?
- 本で調べる
- 詳しい人(専門家)に聞く
2点ほどあげてみましたが、ネットを使わないというのが重要です。ネットを使うのが無料で簡単ですが、極力本その他資料から入った方が無難です。
自身にとって、重要な情報であればあるほどです。投資関連も該当します。
本その他資料というのは、作り手側のコストがかかっている+売り手側が中途半端な物を作りづらいという点で非常に有益な情報源となります。
詳しい人に実際会ったり、電話したりするのも有効です。その分の時間を相手は割いているわけですので、タダというわけにはいきませんが、深刻な相談は安易にネットで調べない方がいいです。
終わりに
google検索に頼りがちになりますが、手順を踏んで検索かけた方が雑な情報を掴んで損をしづらくなります。昔から言うじゃないですか?『タダほど高いものは無い』です。
Google検索は魔法の杖にもなりうるし、凶器にもなりえます。
妻へ:買う前に相談してくれてありがとう。色々勉強になりました。google検索が全部ダメって言ってるわけではないよ!後・・・ネタに使ってすいません!