【GAS】スプレッドシートからメール一斉送信

こんにちわ。たろ(@tarohibi)です。

今日は、「GASでスプレッドシートからメールアドレスを取得し、メールを送信する方法」をご紹介します。

やりたいこと
完成形
1. 各関数の意味と流れ
コード解説(分からなくてOK)
まとめ

やりたいこと

スプレッドシートのA列に、メールアドレスが一覧で記載されているとします。

そのメールアドレスに対して一斉にメールを送信したいとき、どうしますか？一つ一つ手動で送信するのは大変ですよね。

こういった場合、GAS(Google Apps Script)を使用すれば、一瞬で作成できます。

ということで、コードをご紹介していきます。

完成形

GAS(Google Apps Script)の導入方法に関しては、他サイトでも載っていますので割愛します。

やり方は簡単なんで、是非1度試してみて下さい。

/**
 * 指定したシートからメールアドレスを取得します。
 *
 * @param {string} sheetName - メールアドレスを取得するシートの名前
 * @returns {Array} - A列の空白を除外したメールアドレスの二次元配列
 * @throws {Error} - 指定した名前のシートが存在しない場合
 */
function getRecipientEmailsFromSheet(sheetName) {
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(sheetName);
  
  if (!sheet) {
    throw new Error(`The sheet "${sheetName}" does not exist in the active spreadsheet.`);
  }

  const lastRow = sheet.getLastRow();
  const dataRange = sheet.getRange(1, 1, lastRow);
  const data = dataRange.getValues();

  const emails = data
    .filter(row => row[0])
    .map(row => [row[0]]);

  return emails;
}

/**
 * 指定したシートからメールアドレスを取得し、各アドレスにメールを送信します。
 */
function sendMails() {
  const SHEET_NAME = "シート1";
  const EMAIL_SUBJECT = 'テスト';
  const EMAIL_BODY = '○○取得完了しました。';

  const recipients = getRecipientEmailsFromSheet(SHEET_NAME);
  recipients.forEach(recipient => {
    GmailApp.sendEmail(recipient[0], EMAIL_SUBJECT, EMAIL_BODY);
  });
}

/**

* 指定したシートからメールアドレスを取得します。

* @param {string} sheetName - メールアドレスを取得するシートの名前

* @returns {Array} - A列の空白を除外したメールアドレスの二次元配列

* @throws {Error} - 指定した名前のシートが存在しない場合

function getRecipientEmailsFromSheet(sheetName) {

const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(sheetName);

if (!sheet) {

throw new Error(`The sheet "${sheetName}" does not exist in the active spreadsheet.`);

}

const lastRow = sheet.getLastRow();

const dataRange = sheet.getRange(1, 1, lastRow);

const data = dataRange.getValues();

const emails = data

.filter(row => row[0])

.map(row => [row[0]]);

return emails;

}

/**

* 指定したシートからメールアドレスを取得し、各アドレスにメールを送信します。

function sendMails() {

const SHEET_NAME = "シート1";

const EMAIL_SUBJECT = 'テスト';

const EMAIL_BODY = '○○取得完了しました。';

const recipients = getRecipientEmailsFromSheet(SHEET_NAME);

recipients.forEach(recipient => {

GmailApp.sendEmail(recipient[0], EMAIL_SUBJECT, EMAIL_BODY);

});

}

上記をコード入力して、一度ファイルを閉じます。
再度オープンすると、「sendMails」という関数を選択し、「実行」をクリックしてみて下さい。

すると、プログラムが走り、指定したシートからメールアドレスを取得し、各アドレスにメールが送信されます。

各関数の意味と流れ

getRecipientEmailsFromSheet(sheetName): 指定したシートからメールアドレスを取得します。

取得するシートの名前を引数として受け取り、A列の空白を除外したメールアドレスの二次元配列を返します。

指定した名前のシートが存在しない場合はエラーをスローします。

sendMails(): 指定したシートからメールアドレスを取得し、各アドレスにメールを送信します。

シート名、メールの件名、メールの本文はコード内で定義されています。

基本的な流れは次のとおりです。

sendMails() 関数を実行します。
getRecipientEmailsFromSheet(SHEET_NAME) 関数が実行され、指定したシートからメールアドレスを取得します。
取得したメールアドレスに対して、GmailApp.sendEmail(recipient[0], EMAIL_SUBJECT, EMAIL_BODY) を使用してメールを送信します。

コード解説(分からなくてOK)

適宜コメントを入れていますが、自分も書いていて難しいなと思った所を解説します。

const lastRow = sheet.getLastRow();
const dataRange = sheet.getRange(1, 1, lastRow);
const data = dataRange.getValues();

const lastRow = sheet.getLastRow();

const dataRange = sheet.getRange(1, 1, lastRow);

const data = dataRange.getValues();

ここでは、シートの最後の行を取得し、その範囲のデータを取得しています。これにより、シートのA列の全てのデータを取得できます。

const emails = data
    .filter(row => row[0])
    .map(row => [row[0]]);

const emails = data

.filter(row => row[0])

.map(row => [row[0]]);

この部分では、取得したデータから空白の行を除外(filter(row => row[0]))し、メールアドレスの二次元配列を作成しています。(map(row => [row[0]]))

これにより、メールアドレスだけのリストを作成します。

recipients.forEach(recipient => {
    GmailApp.sendEmail(recipient[0], EMAIL_SUBJECT, EMAIL_BODY);
});

recipients.forEach(recipient => {

GmailApp.sendEmail(recipient[0], EMAIL_SUBJECT, EMAIL_BODY);

});

最後に、取得したメールアドレスのリストをループし、各アドレスにメールを送信します。メールの件名と本文はコード内で定義されています。EMAIL_SUBJECTとEMAIL_BODYを適宜修正下さい。

以上が、このコードの主な動作と解説です。

GASを使ってスプレッドシートからメールアドレスを取得し、一斉にメールを送信することができます。

まとめ

以上、「GASでスプレッドシートからメールアドレスを取得し、メールを送信する方法」についてお伝えしました。

使うだけであれば、コードを有効化すればすぐにでも使用できます。時限式にしたい場合は、トリガー導入すればカンタンにできます。

お手軽なので、お試し下さい。