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株式投資重要指標を解説します「投資入門講座その2」

kokuban前回に引き続き投資入門講座を展開していきます。投資を今から始めようという方・始めたばっかの方に対して書いていきます。

色々と書きたいことがあるので、回を分けてご説明していきます。 もしよろしかったら、お付き合い下さい。

講座1から見て頂けいた方が分かりやいです。

投資入門講座その2

各種投資指標について

前回は投資の大前提をお話しましたが、今回は代表的な「投資指標」についてお話します。 そんな難しい話やだ!って言う方は、その3「インデックス投資」の方へ進んで頂いて構いません。

 

インデックス投資をやるのであれば、投資指標なんて紙くずをゴミ箱に捨てる感覚で捨てちゃって下さい

それじゃ物足りない!自分で投資商品(株式)選んで運用していくって方だけ参考に見て下さい。

 

ただし、投資指標も参考程度でそれだけ考えると痛い目にあいます。

その他の項目(ビジネスモデル等)も非常に重要です。

※1 実物不動産投資に関しては、やったことがないので説明しません。 やられる方は、やったことがあるサイトの方を参照下さい。

前提条件

株式・REIT共に『価格は、常に未来を飲み込みにかかる』を前提として考えて下さい。

過去の各指標も重要ですが、未来の各指標が何より重要です。

会社計画発表等で、株価が上振れ・下振れしやすいのはそのためです。 投資家が計画を見て、未来の株価を基準に売買するためです。

PER(株価収益率)

株価収益率は株価を一株当たり当期純利益で割ったものであり、次の式で求められる。

株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益 株主の側から見れば、「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」という指標として見ることができる。

一方企業の側から見れば、「株主からの出資をどれくらいの利回りで運用しているか」という指標の逆数と見ることができる。

また時価総額を当期純利益で割ったものと言い換えることもでき、次の式で求められる。

株価収益率 = 時価総額 ÷ 当期純利益 利益が減ると、株価収益率は増加することとなる。

一般に株価収益率が業界平均値と比較して高いときは、当該企業の株価は割高とされる。

Wikipedia参照

この中で一番重要なのは、「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」です。株価というのは、常に利益変動をみています。

一概には言えませんが、変動幅が上振れすれば上昇しやすく、下振れすれば下降しやすいです。

PERの数値的には、利益が上がれば数値が下がり、利益が下がれば数値は上がります。 各業種で平均PERの値が全然違うので、その辺も注意が必要です。

この数値は、利益が直結する数値のため、投資本とかでも重要指標にあげられています。 後述するROEと共に非常に投資家に人気のある指標です。

PBR(株価純資産倍率)

株価純資産倍率は(以下PBR)、一株あたり純資産額に対する株価の倍率(状況)を測る指標である。以下の式で求められる。

株価純資産倍率 = 株価 ÷ 一株あたり純資産額 一般にPBRが1倍であるとき、株価が解散価値と等しいとされ、それ以下だと割安株として扱われる。 1倍以下の水準では会社が保有する純資産の額より株式時価総額のほうが安いことを意味しており、継続的に事業を行うより解散した方が株主の利益になる可能性がある。

魅力的な事業・資産を持つにも関わらず低PBRで推移している企業は絶好の買収対象になるかもしれない。 一方、PBRが高いからといって割高であるとはいえない(後述)が、資産を目的とした買収の対象としては魅力的とは言えない。

Wikipedia参照

いわゆる解散価値指数です。

昨今のアベノミクス相場による景気拡大期にはあまり重要視されない指標です。 逆に景気後退期には、この値が1倍未満になることがあります。

 

PBR1倍未満といことは、買収して解散させれば「ウマー」な訳です。

実際には不良資産があるので、一概には言えません。景気後退期は味噌も糞もお構いなしに売られます。

スーパーワゴンセールになるわけですが、そういった際にPBRが注目されだします。

 

要は、解散しても元取れる安心が投資家に注目されるわけです。

2年前には、今絶好調のトヨタ自動車もPBR1倍割れを起こしていました。 トヨタ自動車が4,000円切っていた時代に購入して、すぐに手放したという苦い記憶付きです。

ROE(自己資本利益率)

ある企業が、一年間の企業活動を通じて、「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」、を判断するのに用いられる指標で、当期純利益を、前期及び当期の自己資本の平均値で除したものである。

なお、分子として経常利益を使用する場合もある。

自己資本利益率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100 一株当たり当期純利益(EPS)と一株当たり純資産額(BPS)を用いても表現可能で、その場合は以下のような数式になる。

自己資本利益率(ROE) = 一株当たり当期純利益(EPS) ÷ 一株当たり純資産額(BPS) ※自己資本について会社四季報では「株主持分」と表記されているので注意。

Wikipedia参照

最近の一番持てはやされている指標です。

読んで字のごとく「自己資本に対する利益率」です。

もう1つの重要指数前出のPERと並べて比べてみましょう。

PER「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」

株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益

ROE「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」

自己資本利益率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

PERは『会社利益と株価の関係』に重点をおいていて、ROEは『手元資本に対する利益の効率』に重点をおいています。

投資家にとっては、利益も重要ですが利益の効率性はより重要です。 効率性が高まれば利益はおのずとついてきます。

この指標は良い指標ですが、簡単に当てはめると毒にもなるので、注意が必要です。

PEGレシオ(予想株価収益率)

投資家ジム・スレイダーが考案した指標です。計算式は以下の通りです。

PEGレシオ=PER/利益成長率

PERを予想成長率で割るという単純なものです。1倍以下なら割安。2倍以上なら割高です。

 

PEGレシオの低いものを集めるファンドもあります。

ただし!今流行りのスマートフォンゲーム会社等の急成長企業は、これで投資判断を下すとえらいことになります。予想成長率なんてあって無いものだからです。

 

あの辺の企業は、予想成長率100%200%とザラに見受けられます。

蓋を空けてみたらマイナス成長なんてザラです。 単純ですが、当てはめる企業や利益成長率がキモの数値です。

まとめ

PEGレシオは好きな指数なのでご紹介しましたが、最初はPER、PBR、ROEで十分です。

PER、PBR、ROEはそれぞれが関わりあっています。 PER×ROE=PBR2つが分かれば、もう1つは簡単に計算できる関係です。

投資指標は色々ありますが、最初はこの3つの指標が使えれば問題ないです。

慣れてきたら指標を追加するのもいいかもしれませんが、投資判断は極力シンプルにしておいた方がいいです。 次回は、インデックス投資です。

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